近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

プロでも使う頑張ります、やっぱり奥が深い

最近意識してきいている言葉がある。 それは、頑張ります。である。 誰でもがどこでもで使っている言葉だが、誰がどういうシチュエーションで言うかによって、 聞く側の感じ方が違う。 私は、この頑張ります。というのは、子供がスポーツや学芸会にトライす…

なぜ日本は茹でガエルと言われるのかを考えてみる

日本は茹でガエルである。 この事を、あちらこちらで、語る人がいる。しかも増加しているのは間違いない。 そう語る人に言いたいことがある。 では、ご自身は茹でガエルのではないのか? どうして、その日本を変えようとしないのか? もちろん、日本のことを…

雨の日と晴れの日の違いに想う事

今日は雨だ。しかも多くの人が、秋晴れを期待している中での雨だ。 雨の日が、好きだという人はどれだけいるだろうか?感覚的には、晴れの日が好きな人が圧倒的に多いと思う。 そもそも、私たちは、その日の天気を選ぶことはできない。もちろん、天気予報を…

これからの私達に必要な学びは何かを考える

先日の日経新聞の一面に聞きなれない言葉がトップニュースになっていた。 見出しだけ引用すると、“リスキングに1兆円”、首相所信表明とある。 この5年で、成長産業への労働移動を促すリスキリング、つまり、学びなおし支援を行うというものだ。 率直な感想…

中小企業支援に関わってすでに30年・・・

近藤さんの本業は何ですか? 今、仕事の場面でこう聞かれたら、私が即返答することは2つある。 それは、中小企業支援とIT活用支援の仕事だ。長年、この2つを軸にビジネスをしていると、ここからは離れられなくなる。 このブログでも折に触れて書いている…

“ファーストペンギン”ブームが来る?

ファーストペンギンをテーマしたドラマの放映が始まった。興味津々だか、私はまだ観ていない。漁業が題材のドラマのようだ。 ここ数年私の周りでも、ファーストペンギンの話題で盛り上がっている。 今年は、カナリアコミュニケーションズで、“私がファースト…

これからのシニアの仕事と役割を考える

車を運転していると、駐禁は何歳になっても気になる。先日、うっかりしていて10年ぶりぐらいに駐禁を取られた。 早朝、車をちょっとだけ止めて、地下駐車場がオープンしたら入れようと思っていたが、仕事ですっかり車を止めたことを忘れてしまった。 気づ…

判断基準の共有とIT活用

企業における情報共有化の実現は、もはや永遠の課題だろう。 もちろん、情報共有化は目的があって初めて意味がある。しかし、企業の情報共有化は、油断するとすぐに目的化してしまう。 つまり、情報共有することが目的になってしまい、余計な労力や仕事を増…

映画の撮影現場を初体験した感想・・・

残暑が厳しいとある土曜日の午後。 私は、ある映画の撮影現場にいた。具体的なことは言えないが、知り合いの映画監督に見学に来ないかと言われたのがきっかけだ。 実は、自社の仕事で映画を作ったことがある。 “クジラの島の忘れもの”という、沖縄とベトナム…

私がIT活用のペースメーキングを続ける意味

今のようにIT活用やIT社会への適応が、企業経営にとって不可欠なものになる時代が来るとは、30年ほど前に、誰が予想しただろうか? 私は、たまたま、縁があって、IT業界やITに関連する仕事に関わって、もうすぐ40年近くになる。私が、20代の頃…

明け方の神戸の街を歩いて思うこと・・・

常時海外にいた頃と比べると、最近は、地元神戸の街の味わいが変わって来た。 私は、時々、自宅からオフィスまで歩く。距離にして約2.5キロ。普通に歩いて、25分程度。たまに、朝日を眺めたり撮影したりすると合計で1時間近くなったりする時もある。 …

秋の気配が日々深まっている中で・・・

四季の中で、どれが一番好きか? 考えてみたら、今は、秋か春と思っている自分がいる。 昔、学生の頃は、スキーに没頭していて、冬が一番、楽しかったように思う。 そして、ベトナムなどの南国に行き出してからは、やっぱり夏だと思っていた。情熱的だし、開…

ダンプカーで小路、スクーターで高速道路

このプログのタイトルを見て、はてなマークが頭に浮かぶ人が多いと思う。 なぜなら、これは私の造語であり、IT業界を揶揄して、使ってきた言葉である。 IT投資と言うのは、不適正が生じやすく、失敗がつきものだ。ソフトウェアを自社の業務に活用するた…

林業との関りが一気に深まって来た日々

平野部出身の私には、長い間、林業は縁遠かった。私の実家は、徳島平野を流れる吉野川の河口で、農村だった。 近くでは、漁業もおこなっている人がいたが、漁村ではない。周囲には全く山がなかったので、小学校や中学校で林間学校に行くときや、たまに山に家…

さんまと私と魚の未来

先日、久しぶりに、サンマを食べた。 新物の生サンマという意味でのサンマである。 サンマは秋刀魚と書く。こう見ると、秋の魚の印象が強い。実際は、冷凍ものや干物があるので、年中食べられるが、この季節の新秋刀魚は格別な味わいがある。 私は、もう30…

何歳になっても人間関係は実に難しい

人間関係。 これは深くて重くて複雑な言葉だと思う。 そして、様々な人間の営みの中で、この言葉が引用される場面は多い。人間関係が良好か、あるいはその逆という短絡的なものではないが、人間は社会的動物だけに、人間関係から逃れられないと思う。 そもそ…

シニアになる前の私たちの役割と責任

高齢化社会の問題を論じる時に、避けて通れないのが年金問題である。 年金制度の原点は、今働いている人が、もう働かなくなったシニアの生活資金を支える話である。また、自分自身の将来のためでもある。 自分が働かなくなったときに、その時に働いている人…

病院にとって果たして患者は顧客なのか?

最近、私も個人的に病院に行く機会は増えてきた。自分の事、家族の事という具合に。 そんな時、総合病院の進化には驚くものがある。簡単に言えば、待ち時間が昔よりは短くなったし、仮に待たないといけなくても、今自分がどういう状態かが分かる病院もある。…

専門用語に馴染んでしまうあやうさ

私に限らないが、専門的な分野に精通すればするほど、世間の常識からずれる。 常識と言っても、道徳とか社会のルールとかいうことではなく、生活者の大半が認知して理解していることからずれるという意味だ。 いきなりだが、例えば、サイバーセキュリティを…

個人最適がつながり全体が変わる時代

部分最適と全体最適。 これは常に二律背反する関係にあると思えるぐらい、世の中には、こういうジレンマは多い。 大きな視点で見れば、地球環境や世界平和の事を考えてみても、このことは直ぐにわかる。 基本的に、国家と言う単位で、自国のメリットや利益を…

人間の目利きとAIの目利き

情報過多の時代。 目利きの役割が益々重要になっている。 目利きと言えば、一昔前は、人間にしかできないことだった。それが今や、AI君が代替えできる領域が増えてきた。特に、ECサイトなどのリコメンド機能が典型だろう。知らず知らずに、お勧めを追加…

IT活用のペースメーキングを続ける意味

今のように、IT活用やIT社会への適応が企業経営にとって不可欠な時代が来ると、30年ほど前に、誰が予想しただろうか? 私は、たまたま縁があって、IT業界やITに関連する仕事に関わって、もうすぐ40年近くになる。20代の頃、つまり30年ぐらい…

アナログの立場から推進しないIT活用は迷走する

日本の迷走ぶりは、今に始まったことではないが、特にIT活用においては、迷路にハマっている感さえある。肝いりでデシタル庁を設立したのは良いが、推進の旗振り役と絶好の商売チャンスと捉えている業者の喧伝ぶりが目立つだけである。 国や行政だけではな…

AI君がますます身近になってきた?

ビジネス用語としてのAIという言葉は、そろそろ、常識になってきた感がある。 流石に、これだけ、新聞や身近なメディアでAIの文字を大量に目にするようになると、いやでも意識はAIに向く。 たった数年前は、AIが実用化される過程で、人がしている仕…

新聞から得られるもの・・

従来メディアのデジタル化が、急速に進んできたこの10年。 ビジネスや生活に必要な情報の取得のやり方は大きく変わって来た。私自身も、四六時中、スマホをいじりながら、ネット、SNS、社内の情報共有ツールなどから、あれこれ、情報を受けたり見つけた…

台風が近づいてくると毎回想うこと・・・

昨晩ぐらいから、神戸でも強風を感じるようになってきた。 昨日の夕陽も、嵐の前の静けさと同時に、茜色の空がとても印象的だった。 最近の台風は大型化したとよく言われる。 実際に、甚大な被害をもたらすことも多くなった。そういう意味でも、今回も心配は…

行き過ぎたマーケティングの時代に生きる私たち

先日、行きつけの人間ドックにいって来た。 行きつけという表現をする場所ではないとは思うが、かれこれこの20年、約1年に一回、通っている人間ドック。 まあ、年を取るとだんだんと、気になる所は増えてくるものだが・・・。 今日は、健康の話ではなく、…

心に響く名言とは・・・

一体、世界に名言とはどれぐらいあるのだろうか? 私たちは、日本語か日本語に訳された名言にしか、お目にかかることがないが、世の中の幾多ある言語、それぞれにきっと名言はあるだろう。 そして、きっと、ニュアンス的に似たような名言が、それぞれの言語…

セルフレジを使ってみて思う事

セルフレジ。 使ったことがある人はどれぐらいいるだろうか? コンビニの一部で、セルフレジが始まったのが、まだ、2、3年前だと思う。 米国や中国では、セルフレジの店舗が先行した。 日本の普及のパターンは、既存店舗の通常のレジとは少し離れた場所に…

適切なIT投資がますます難しくなる理由

無駄遣いや無駄な買い物をしない人は、世の中にはいないと思う。 もちろん、よっぽどの倹約家や合理的に社会生活が送れるような稀な人は別だが、私は、人間というのはそんな完璧な買い物や先行投資はできないと思っている。 普通に生活していても、買った時…