近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

“ファーストペンギン”ブームが来る?

ファーストペンギンをテーマしたドラマの放映が始まった。興味津々だか、私はまだ観ていない。漁業が題材のドラマのようだ。

 

ここ数年私の周りでも、ファーストペンギンの話題で盛り上がっている。

今年は、カナリアコミュニケーションズで、私がファーストペンギンになれた理由という書籍を発刊した。

ここ20、30年の日本には、ファーストペンギンに分類される人は、少ないと思う。安定思考の時代、希少価値だから、ドラマにもなるのだろう。いっそのこと映画もできてほしい。

 

今、日本国内だけ見ても、課題が山積である。高齢化、過疎化、地方の衰退、労働力不足、貧困によるギャップの増大・・これらの社会課題の解決を誰がどういう風にするか。国民の意識としては高まっているが、リスクテイクを誰がするのかという現実に関しては他人事。日本にはファーストペンギンは少数派だ。

 

そもそも、ファーストペンギンとは?

については、以前のブログに書いたので、こちらをご覧いただきたい。

 https://ameblo.jp/kondoh-blg/entry-12747496767.html

 

 

 

一般的な起業や事業創造は、リスクが伴う。

リスクテイクしようと周囲の誰かが囃す。しかし、ファーストペンギンをするような人は、そもそも、周囲の声に踊らされるわけではない。もちろん、意気に感じる、鼓舞されるというのはあっても、本能的にファーストペンギンでない人は、ファーストペンギンにはならない。

 

実際に世の中には、へそ曲がりな人はいる。へそ曲がりという言い方は必ずしも好まれるわけではないが、私は、自分からへそ曲がりと言う自覚はある。

お付き合いのある創業経営者の多くは、人と違う事をしたいと語る人が多い。それは生まれつきの性分ではないかと思う。プロスポーツでもアーティストでも、大成功している人の家族や昔の友人の評として多いのが、とびっきりの負けず嫌いでした。というコメントだと私は思う。

そういう話に、妙に納得感を覚える。

 

こんな風に考えると、真のファーストペンギンに相当する人というのは、単なるとんがった負けず嫌いの人ではないかと思う訳だ。だから、私なりのファーストペンギンになる人の定義は次のような感じになる。

分野は問わず、人と違ったことを目指す、事業で言えば、すでに世の中にあるものでも、全く違うやり方で成功を目指す、あるいは、誰もがやったことがない世界で果敢に挑戦する。

 

昔から青春ドラマというのがあって、私も若い頃夢中になった。こんな先生いたらいいのにな、という万人の憧れと期待を虚構と言うドラマの中で実現する。

主人公の先生は、理想の人物として大人気になる。飛び出せ青春、教師ビシビン物語など。どれも楽しませてもらった。しかし、なかなか実在しない。

 

実は、私の率直な感想は、このファーストペンギンも同じようなものだと、今のところは考えている。理想的なファーストペンギンを主人公にしたドラマは青春ドラマのようなテイストになるのではないか?

実際に今回のドラマを視聴すれば印象は変わるかもしれないが、世の中が求めているタイミングだとも思える。

ファーストペンギンは変わった人、特別な人という感覚が今までだとしたら、これからは、こういうドラマ化によって、青春ドラマのようなイメージになると面白い。

きっと、日本のこれからに期待できると思う。少なくとも、自分がファーストペンギンになりたいと思わなくても、ファーストペンギンの存在と役割を知ることは大事な事だと思う。ファーストペンギンには、ファンや応援団はいた方が良い。

 

 

以上