近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

記録の時代の転職について考える

人生100年時代。 会社員で働くにしても、一生同じ会社で過ごす人がどれぐらいいるだろうか? 日本の終身雇用制はとっくに過去のものとなった。私が社会人になりたての頃はまだ、終身雇用制が存在した。 36年前の事である。 新入社員の立場では、実際に…

三方良しは大事だが、それだけでは間に合わない時代

売り手良し、買い手良し、世間良し。 余りにも有名な近江商人の商売哲学、経営哲学である。世間良しというのは、今どきで言えば、社会貢献だ。 最近では、これがさらに進化している。四方良しを唱っている人や企業は多い。 会社であれば、従業員が加わったり…

実はペースメーカーの商標持っています

ペースメーカーと聞いて何を連想するだろうか? ほとんどの人が、医療関係のペースメーカーを思い浮かべると思う。 実は、私の会社は20年近く前からペースメーカーの商標を持っている。 日本語に直すと、伴走する。と言う意味だ。 マラソンでペースメーカ…

自然との調和を自然体で実現していこうと想う

今年ほど、私自身、“自然との調和”を意識した年はかつてなかったと思う。 もちろん、最大の理由はコロナ禍に遭遇したことだ。生命の危機を感じると人間は自然回帰をする動物だと痛感した。いや、すべての生き物はそうだと思う。 自然回帰は、日本だけの事で…

エコシステムとエゴシステムの交錯

最近、ビジネスや経済の世界で、エコシステムが流行っている。 もともと、生物学の用語で、生態系と自然環境の相互作用の中での調和という意味合いに捉えているが、この使い方はとても多様だ。 環境問題は言うまでもなく、リサイクル、人材活用、建築、IT…

揚げ足取りが増殖しているように感じる今日この頃

感覚的なものだが、 ネットも含めたメディアを通して世の中を見ていると、ちょっと、うんざりするぐらい揚げ足取りが多くなった。 こういう世界だけで日本人を見ていると、海外から称賛されている日本人の姿とは乖離している。 テレビ番組は今に始まったこと…

なぜ記憶より記録する方が価値が高いのか

長いこと生きていると、人間の習性と言うか、人間の仕事や活動の特性やパターンが明確に見えてくる。 その一つが記憶によって人間の活動は成り立っているということだ。ほとんどの人が、何をするにしても記憶を頼りにする。 シニアになって、記憶機能に不具…

シニアの取扱説明書は必要か

最近、世間では書籍のトリセツが流行っている。 トリセツとは取扱説明書の略語である。 夫のトリセツ、妻のトリセツ、娘のトリセツ、家族のトリセツ、男のトリセツ、息子のトリセツなどなど。ざっと調べただけでも幾つも出てくる。 ここ最近の日本人の人間関…

自分でやった方が早いは本当か、常に考えてみることが重要

究極の選択と言う遊びが流行ったことがある。 人生を左右するほどの究極の選択は、映画や小説の世界でない限り、そうそう起こらない。 ただ、普段の仕事や日常生活でも些細な事でも究極の選択と思うほど、判断に迷う事は多々ある。実に人間は不思議な動物だ…

今までの自分を捨てることはとても難しい

先週の週末、私はいつも以上に、応援している女子プロゴルファーに注目していた。 昨年の全英女子オープンで優勝し、すい星のように現れにスターになった渋野日向子選手だ。 もともとプロスポーツを観るのはとても好きだ。 スポーツするのも好きなので、鑑賞…

知られざる徳島の魅力を再発見

この週始めに、我がふるさと、徳島に訪れた。 ここ数年は、一年に2、3回の訪問だ。 もうこの年になると、正月やお盆の帰省と言う感覚はほぼない。 基本的に仕事があるから帰るというパターンだ。 もちろん、母親も健在なので、正直、年に数回は顔を見せた…

つながりを活かす知的健康経営の勧め

会社経営は、大きく変貌できるか? ビヨンドコロナが大きな試金石になるのは間違いない。 企業が変わる前に、世界の生活者が変わりつつある。 そして、社会が変わる。 社会に適応できない企業は生き残れない。 必然的に企業が変革する。 変革する企業だけが…

セミナーで聞き手の顔を見ずに話することはなかなか難しい

最近、オンラインでのセミナーや研修が一気に増えた。 コロナ前からも、こういう世界は普通にあった。 呼び方は色々とあったが、いわゆるTV会議、Web会議が浸透しつつあった。オンラインセミナーで話することも一般的になりつつあった。 今、オンライン…

ZOOMが変えつつあるオンラインビジネスの世界

昔、日本ではコピー機とは呼ばず、ゼロックスと呼んでいた。 少なくとも私はそうだった。 少し調べたらたらわかる事だが、ゼロックスはメーカーの名前に過ぎなかった。 ゼロックスのコピー機が席巻したのか? マーケティングが秀逸だったのか? 実は、こうい…

日本人の良さは大事にしたいけど、変えないといけないこともある

相変わらず、日本人のビジネスパーソンに多い会話。 “そう思っていました” だったら、先に言えばよいでしょう。 流石に、部下以外にはなかなか言えないが、 それでも本音では、私は相手かまわず、今でも言いたくなる。 そう思っていたなら、最初に言ってもら…

”【提言23】地方と海外と在宅がつながる時代”

SDGsをきっかけに日本は生活者も企業もグローバル視点になれるか

SDGsがあっという間に、 経営者の間では常識になってしまった。 このブーム、日本人らしいと言えばそれまでだ。SDGsの詳しいことは他に譲るとして、CSR活動は長年取り組んでいた企業も多かったので、乗り換えが早かったのも実情だと思う。 すぐに…

先の事を考えて仕事をしている人は相当少ない

今でも毎日仕事をしている。 特に、創業してからは、会社員ではないので、毎日、自己責任において仕事をしている。 人から言われる仕事は一つもない。 一方で、部下はじめ、仕事の関係、自分の日常生活のつながりなどで、周りも仕事している人ばっかりだ。 …

”クールジャパンはシニアも主役になるべし”

外来種と在来種の共存を考えると自然とは何かが見える

最近、外来種のことがとても気になっている。 一番のきっかけは、 昨年の6月から自然産業研究所の活動を始めたことだ。 "自然産業研究所のHP" 株式会社自然産業研究所自然研は、確かな技術とネットワークを活かし、実業に貢献する実学を追求しつつ、農林…

”【提言20】必要なものを売る商売と余計なものを売る商売”

やったことがあるかどうかは重要だが、躊躇することではない

仕事を長年していて、めんどくさい会話というのがある。 その一つが、 やったことがあるかどうかだ。 まず、やったことのないことについて整理する。 自分以外の誰もやったことがないことと、自分以外の誰かはすでにやっていることの2つに分けられる。 私の…

海外ビジネスで日本の弱点を補完するオンラインの使い方

NOと言える日本。1989年に発刊されたエッセイの題名だ。 これは、作家であり政治家でもある石原慎太郎氏の強烈なメッセージだった。 正直、内容は覚えていないが、タイトルは今で鮮明だ。 私も氏の書籍は何冊も読んだことがあるが、時代背景を考えても…

新興国で日本の信用は高いがそれは昔の日本の姿ではないだろうか

先日、驚きのニュースに遭遇した。 神戸の有料道路で、約13億円ぐらいの未徴収が発生したと。 私が昼間良く通る道であり、見出しだけでは何のことかよく変わらなかった。 記事の内容を要約すると、夜間は無人になり、自主的に通行料金を払うようにしている…

メディアとの付き合い方を、自ら取捨選択する

メディアに振り回されない。 メディア依存、メディア中毒にならないこと。 私が、ずっと意識してきたことである。 実は、最近、約三か月ほどテレビを見ていない。 ひょんなことから、テレビを見ていない日が数日続いた。試しに、ずっとテレビを見るのをやめ…

久しぶりのオフィスの大掛かりな引っ越しで気づいたこと

創業以来、オフィスの引っ越しを何度してきたことか。 28年前、神戸の自宅の一室で、SOHOワーカーとしてスタートした時は、オフィスを持っていなかった。1年半後、阪神大震災をきっかけに、オフィスを借りた。 それ以来、オフィスの移転、拡張を繰り…

”生活者の意識改革により農業を新たな成長産業へ”

”十年一昔”

楽しいワーケーションでした。

これからは人間にとって、データが神になる時代が来るかも

データ教という言葉を聞いたことがあるだろうか? 私は、ユヴァル・ノア・ハラス氏の著書“ホモデウス”で初めて知った。 そして、この表現を結構気に入っている。というよりもハマっている。 なぜかというと、私は最近、人間らしさに強く興味をもっていて、色…

朝飯前の仕事は一石五鳥以上の価値がある

朝飯前の仕事と聞いて、どういう連想をするだろうか? 私は、外山滋比古氏の本を読むまでは、簡単にできる、難易度の高くない仕事と思っていた。 外山氏は知の巨人として知られている。 帯に“東大・京大で一番読まれた本”とある思考の整理学は、なかなか面白…