近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

企業が変革して社会満足度の向上する時代へ

ベトナムで10年前の話になる。 私が運営するブレインワークスで、ジャパンスタイルショップを立ち上げたときのことだ。 このショップは、ベトナムのホーチミンの最大都市の郊外に位置するニュータウンに新築されたシンガポール系のクレセントモールの地階…

シニアの取扱説明書を自分で創る意味

シニアと接する機会が社会全体で少なくなってきた。言うまでもなく、核家族化が根底にある。 高度経済成長の過程で、労働者として地方から都会に向かい、移住してそこでの生活が始まる。また、地方の若者も社会に出ること=都会で働く、活動するという構図が…

その昔、SEという仕事があった

SEと聞いて、ピンと来る人はいまどれだけいるだろうか? IT業界の職種の一つだが、一般的にはシステムエンジニアという仕事の事を指す。 サービスエンジアをSEと呼ぶこともあるが、今回はこのシステムエンジアという職業について、書いてみようと思う…

コミュニケーションと人間関係を考える

最近、身近の若者数人に、20代で身に付けたい仕事スキルを幾つか挙げてもらった。 数人でも実に多様な内容だったが、全員に共通していたのが、コミュニケーションだった。 当たり前と言えば当たり前のように思ってしまうが、これは偶然とは思えなかった。 …

人生多毛作時代の準備について

人生は間違いなく長くなった。 これは感覚的にもデータを見ても納得する。 そんな中、生涯現役を実践して楽しく過ごしている70代、80代の方も増えている。 私なりの定義ではアクティブシニアと呼ばれる人たちだ。しかし、シニア全体からすると10%にも…

社長から見てどういう人に傍にいて欲しいか・・・

NO2は誰ですか? あるいは、NO2はいますか? 30年近く会社経営を続けてきて、一番質問されたことかもしれない。 今までもブログに書いたことがあるが、私は決まって、“NO2はいません。そもそも、いなくても会社は運営できますと”何度も、返答したこ…

子供の頃のごちそうは今もごちそう

何を食べたら一番おいしく感じるか。 それは、お腹がおもいっきりすいた時だろう。 もちろん、高級レストランや地方の老舗旅館で、贅沢な料理に舌鼓を打つのも悪くはない。 よっぽどのグルメならいざ知らず、私は、こういうのは年に数回あれば十分だ。 コロ…

人に教えるときの二つのジレンマについて考える

人を教育する、人に教えると言うのは、教えられる立場の人が自らが自覚したり悟ったりした時に、初めて大きな効果が出る。 私は最近、このことの確信に至った。 きっと、ようやくというか、とうとうという感じで私の周囲は思うに違いない。 決して諦めた訳で…

どうして人間は、目先の儲け話ばかりにお金を使うのか

今、日本だけではないが、リスク感度は世界中で高まっている。 しかし、それは“はず”である。 実際は、のど元過ぎれば熱さ忘れる、という状態もあちこちで芽生えている。 世界的な危機に直面してきた今、人間の様々な性や本質が見えてきたと思う。 私が思う…

改めて本とブログの違いを考える

本とブログ。 今私は両方関わっている。 このブログに関しては、毎日投稿がもうそろそろ2年になる。そして、今年は書籍を何冊か出版する予定で、すでに1冊目は来月発刊する。 これからも2か月に1冊ぐらいのペースで発刊しようと思っている。 本とブログ…

説明と理解に費やす時間を減らすことに取り組みたい

仕事を毎日していて、最近なんとかしたいと思うことがある。 それは、人に説明する時間を減らしたいことである。 単純に時間を減らしたいというよりも、効率を高めて、多くの人に私の考えや会社の経営方針や新サービスの内容を伝えたいからだ。 大企業であれ…

シニアファースト社会を考える

私が高齢化問題に取り組みだしたのは、創業時のことであり、すでに30年近くが過ぎた。創業5年目の企業理念に、高齢化社会の問題解決を掲げた。 正直、その当時、経営者やその関係者の中で、高齢化社会の問題に関心を持つ人はごく少数だった。今ほど、高齢…

余裕があってもなくても目の前の事に目が行く

新興国とビジネスを長年行ってきて学んだとことは沢山ある。 私が、初めて新興国を意識したのは、今から30年以上前のこと。 神戸の小さな会社で働いた時、部下が、中国人とマレーシア人になった。 彼らは、IT研修生という位置づけで日本にやって来た。私…

日本での創造的破壊への期待値と現実

私が創業したばかりの頃、衝撃的なタイトルの本に惹かれた。 それは、デコンストラクション、日本語では創造的破壊という訳が付いていた。 イノベーションは革新と訳されることが多い。誤解している人も多いが、イノベーションは必ずしも技術革新ではない。…

あと何年社長をしているのだろうか?

私の仕事は、社長とのおつきあいが日常だ。 シニアの社長、中小企業の社長、中堅企業の社長、上場企業の社長、若手起業家、ベトナム人の社長・・・。実に多様な社長とお付き合いさせていただいている。 私も31歳に起業して、思っている以上に社長業を続け…

社会貢献とビジネスの間の価値と役割

会社経営について、最近日々考えていることがある。経営を長年やっていると、本当にやってきたことが正しかったのか、社会に貢献できているのかと自問自答することも多い。 今、日本にも地球環境問題はじめ沢山の社会的課題がある。企業だけの責任ではないが…

自分は大変だと自分も大変だの違い

人間はどうしても人と比べたがる。 私も正直、人のことが気になる。 そういう意味では、いつか、仙人の様な境地になって、無の世界を体験してみたい。 ただ、正直、そういう方に今までの人生で出合ったことがないし、人間は自分と他人を比べるという意味で、…

デジタル難民は救えるのか?

ITに関わって、そろそろ40年になる。 ゼネコンでの現場監督を志向していたが、新入社員の時に配属先が想定外の電算室になった。 アナログ生活・アナログ思考の私には青天のへきれきだった。最初は、コンピューターの仕事に全く馴染めなかった。仕方なく…

少数派がもっと活躍できる時代への期待感

世の中の変革が求められている。 働き方、会社のあり方、環境問題、日本の農と食の問題。 変えるべきことは沢山ある。 何も新しくすることだけではなく、昔に戻ることも大切であることは言うまでもない。 もちろん人間社会は人類誕生以来、進化と発展を繰り…

世の中に自分の考えや行動を伝えたいときに

今、個人でもSNSなどを使えば、情報発信したり自分の主義主張や活動をしたり作品やコンテンツを発表したりと、比較的楽にできる時代になって来た。 この傾向はますます加速されているが、その一方で、発信される情報やコンテンツが多いということは、世の…

情報社会に翻弄される人達

いつの頃からだろうか? 情報を探す、見つける、そして活用するという一連の楽しみが薄れてきて、情報と付き合うストレスや苦労を感じるようになったのは。 私もそういう一人とも言えるし、私の周りの人を見ていても確信をもってそう言える。 今は、大勢の人…

無駄に思えても時には大切なことであると思う仕事

いつの頃からだろうか。 仕事に真剣に向き合うようになったのは。 少なくとも20代の駆け出しのころは、給与をもらうためのみに働いていたと言っても過言ではない。 最近、時々、若い時のことをブログに書くことがあるが、昔の上司が見たら“ふざけるな!”と…

私が経営者にブログを勧めたい訳

ブログを毎日投稿してきて、すでに1年半を超えた。今の感覚だと、3年ぐらいは続けたいとは思っているし、もしかしたら、ずっと書き続ける可能性もある。 たいていは朝に書いているので、その日の日記という訳ではないが、少なくともブログを書く日から遡っ…

宇宙の話には未知で終わりがないから楽しい

宇宙が寂しいから人間を創った。 これは私の持論の一つである。 このブログでも書いたことはあるが、2012年発刊の拙著“本でビジネスを創造する”にも書いた。なぜそう思うかと、なぜ本に書き残そうと思ったかをまず説明したい。 私はもともと、宇宙には関…

DXが進展する時代の中小企業の進む道

オーダーメードか既製品か。 はたまた、レディオ-ダ-メ-ドか。 今、コロナ禍の中、スーツ業界も揺れている。 オンラインで在宅、テレワ-クになり、ちゃんとしたス-ツやネクタイをする機会が激減した。かくいう私も最近、以前よりはとてもラフなスタイル…

知らなかったでは済まない時代の知的健全経営の勧め

知れば知るほど知らないことを知る。 私の最近の口癖の一つになった。 自分で言うのもなんだが、人よりも好奇心は強い方だとおもう。 特に最近、興味がある分野やテーマが増えた。 農業、健康、宇宙、アート、文化、日本のこと、そして人間のこと。興味は尽…

人を紹介するされるの私なりの流儀

仕事柄、私は人を紹介することも、人を紹介されることも多い方だと思う。 実際、この数か月は集中的に、信頼できる人から色々な人を紹介された。 だからこそ、優先して面会をしていった。 それはそれで、スケジュール的には結構ハードだったが、実りはとても…

元気でいるためのプチなセルフモチベーションの勧め

モチベーションという言葉、どこかで聞いたことがあると思うし、使っている人も多いだろう。 意味合いは、動機付けや目的意識をもって行動しましょうという感覚だと思うが、会社でも使われることも多い。要するに、経営者の立場で考えると、社員のモチベーシ…