近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

人間はありがたみをすぐに忘れる

今や仕事でパソコンを使わない人は少ない。 社会全体のIT化がさらに進展してくると、人間がパソコンを使うのではなく、ロボットやRPA(ソフトウェアのロボット)が人間の代わりをするのが当たり前の時代も間近だ。 とはいえ、まだしばらくは、仕事では…

志は人間の役割、知恵はITでカバーできる時代

ITにしてもAIにしても、その進化のスピードは常に想像を超える。 私が働きだして約36年。ずっと、何らかでITに関わってきた。 汎用コンピュータでの運用の仕事が私のコンピュータとの関わりの始まりだった。 ムーアの法則の話すら最近はあまり耳にし…

ストレス社会を生き抜く力の鍛え方

ストレスのない人はいないと思う。 働いていると、ストレスの話題があちこちに溢れている。そういう私も長年に渡ってストレスと付き合ってきている。 周囲からは、近藤さんはタフだよね。 という印象が強いと思う。 しかしながら、実際はそうでもない。 子供…

個々がどう生活したいかでテクノロジーを選択する時代

デジタルディバイドは、IT業界ではよくつかわれるが、一般的ではない。 デジタルは概ねコンピューターのことを指す。今のようにスマホが日本中に行きわたる前から、使われていた表現だ。 パソコンが登場してからすでに40年近くになろうとしている。パソ…

教えるのが好きだから教える仕事をしているのか?

学校の先生は、私がなりたかった職業の一つである。正確に言うと、今でも諦めてはいない。 もちろん学校の先生をするには教員免許が必要だから、そういう意味では私はとっくに手遅れだ。 では、学習塾がしたいかというとそうではない。若い頃は、画期的な学…

順調に壁に当たっていますか?と自問自答してみる

人生は年輪のごとく。 多くの先達が人生を年輪に例える。 森林にある大木の樹齢を聞いて驚くことがある。 樹齢1000年。とてつもない時間だ。 だから、多くの日本人はこういう大木に神が宿ると考える。私もこういう感覚が分かるようになってきた。 人間を…

仕事の基本スキルはどんな仕事でも身につく

仕事で何が大切かというと、基本スキルと、私はすかさず答える。 基本無くして応用無しの典型である。 もっとも、人間がすることは全てそうで、勉強もスポーツも楽器をマスターするのも全部同じである。基本的なこと、基本的なスキルの基礎ができると、応用…

外部メモリーを上手に使えば脳の負担は軽くなる

記憶より記録。 私が長年仕事で実践している仕事の基本である。 それと同時に、私の推奨する会社運営の仕組みの根幹の考え方でもある。 最近、オンラインツールで新たな機能が追加された。録音の許可をしますかという類の確認が出るようになった。 オフライ…

発信者の意図を考えることが情報感度を磨く

情報と人間との付き合いは、かなかな厄介で大変な時代だ。 そもそも、人間が情報を生み出していると言っても過言ではないが、現代は、自らが生み出した情報に振り回されているとも言える。 人間は社会的動物であり、人類誕生以来、人間同士が連携して生活し…

常に例外を考える思考訓練が欠かせない時代

人間は思い込む動物である。 どんな聡明でキレキレの現役の人でも思い込みに支配される。いままでも、何度も私自身が陥ったこともある。 今の常識は未来の非常識ということもあるし、よくよく考えてみたら、ひとつの思い込みが15年前から更新できていなか…

過去のしがらみを引きずる時代の生き方

最近、ずっと考えていることがある。 それは、人と人のつながりの記録のことである。 私は仕事柄、ITを長年使ってきたし、それをビジネスの源泉にしてきた結果がある。だから、記録の時代にある人間がこの社会に適応することが重要で、今は急激な変化に人…

社会の目からデータの目へ変わる期待感

人の目や社会の目が気にならない人は、いるだろうか? 自分は他人からどう見られているだろうかと、沢山の人が気にして悩んでいる。特に思春期はそうだと思う。一方、70歳を超えて明るく元気な人は、そういう悩みを微塵も感じないような達観した雰囲気があ…

なぜ、アフリカの子供たちは無邪気に純粋に思うのだろうか?

アフリカに行って、子どもたちと接した時のピュアな感覚は、いつまでも心に残っている。 私はこの数年で、10回近くアフリカを訪れた。 現地法人があるルワンダが一番多いが、あとは、ウガンダ、ケニア、エチオピアだ。 できるだけ早く、54か国全てに行き…

現代人の最大の悩みは時間の使い方かも

いつからだろうか、時間のことを毎日気にするようになったのは。 私は、少なくとも学生時代、時間は無限にあるように感じていたし、時間に追われて何かすることはあまりなかった。のんびりタイプだった。 社会人になってからも、数年間は学生時代の延長だっ…

人にはブランクは付き物だが復活するときの心構え

人生も60年近くになると、何かとブランクを体験する。 実は、私は、先日2年ぶりにゴルフをした。 もともと、健康のためでもあり趣味でもあり、また、皆さんご存知のように、ゴルフは仕事とも密接である。データで見ても、社長が一番好きなスポーツはゴル…

情報は人間が処理してはいけない時代になるかも

情報過多は今や日常会話かもしれない。 生活者はともかく、ビジネスをしていると何らかで情報を扱うのが今や当たり前になった。 情報はどこかで誰かが作り出す。 昔は、情報の発信源となる人やメディアは限られていたが、今はその発信源が大衆化したし、メデ…

ファーストペンギンにはレールは見えないのかも

最近、私の周辺でホットなキーワードがある。 それは、ファーストペンギンである。 まずは、Weblio辞書から引用してみる。 「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛び込む…

“果報は寝て待て”は有名な言葉だが実践できるとなお良い

悩みは人間だけが持っている特性らしい。 私は断言できる程の根拠がある訳ではないが、きっとそうだと思う。 人間以外の動物が悩むことがあるかもしれないが、私自身が人間として、悩み続け早60歳手前という感じだし、周りの人を見ていても、どうやら悩み…

情報は共有するのではなく醸成する時代へ

情報を制する者はビジネスを制する。 この言い回しが当たり前だと思っていた時代があった。 20世紀の終わりから21世紀にかけて、IT化がビジネス社会を変えつつあった。 同時に、情報が経営の重要な武器になった。 経営情報と私は表現してきたが、顧客…

私の専門はエトセトラ

今の歳になって自分の仕事人生を振り返ることが多くなった。 40年近く働いてきたので、流石に働く人生の判分は過ぎている。 思い起こせば40歳になった時、40歳が人生の折り返し点と頑なに私は思っていた。マラソンで言えば、半分を過ぎて、ゴールに向…

モノづくりの仕事が主役になるために必要なこと

今の日本でも物々交換という習慣はある。 都会ではほとんど成立しない行為だと思うが、田舎にいけば、今でも物々交換はご近所同士で行われる。 農家の人が漁師と物々交換する。 これは商売でないとしても、お互いが作ったモノを渡し、相手からモノをお返しに…

批判するも批判されるも人間には色々なことがある

人に批判されて嫌な気分にならない人いないと思う。 しかし、経営者や科学者、政治家など、批判を受け止めて、対応しないといけないという印象が強い職業や役割も世の中には沢山ある。 私の場合であれば、小さな会社でも批判は少なからずある。特に、私は書…

人間は自分の特性や性格にあった失敗をする

世の中に失敗経験のない人はいない。 人間だけとは限らないだろうが、特に人間は失敗を経験し、それ克服を糧にして成長する。 また、アグレッシブな人は、失敗は挑戦にはつきものだと当たり前に思っているので、“失敗は失敗と思わなければ失敗ではない”、“失…

定例ミーティングより臨時ミーティングがはるかに重要

ビジネスにはミーティング(以下MTGと表記)は欠かせない。 私も、働きだしてからこの方、MTGというものに何回出席しただろうか? 社会人新人の頃には、右も左も分からないまま、部会や仕事のMTGに出ていた。 今でも覚えているが、初めて部会に出席…

習慣化できるかどうかは仕事人生を左右するか

私は農家で生まれた。 だから、私の労働観は何年たっても、両親の姿であり農業というモノづくりの仕事が原点にある。 子供時代の体験といえば、毎日やんちゃして過ごしていた。遊びと言えば、ほぼすべてが自然の中だ。川で魚を釣り、海で貝をとり、草むらで…

良いものが売れるのではなく売れるものが良いものである時代

今、日本も子供の時に商売を学ぼうという動きがブームになりつつある。 米国などでは、どうやってお金を稼ぐかを子供の時に学ぶのが当たり前である。 例えば、目の前にオレンジがある。これをジュースにして付加価値をつけて売る。 そして、利益を獲得する。…

最近学生との会話が増えて想うこと

世代間ギャップはいつの時代にも話題になる。 今、日本人の平均年齢が48.36歳(2020年)で、私は58歳なので、人生の後半であるのは間違いない。 世代をゼネレーションと呼ぶこともあるが、だいたい10年刻みで考えるのではないかと思う。 私は今…

直接の面会にこだわりすぎるは会社の衰退を招く

人に会うのが楽になった今、ビジネスのスタイルは変化の真っただ中である。 そもそも、ビジネスにおいて人と会う目的は何かを考えてみる。 対外的な人との接点という意味で考えると、営業商談、ビジネス交流会、アライアンスに関わる面会、人材の採用などが…

書くことによる表現が重要視される時代へ

表現者が一気に増えた。 特に、SNSやネット専用チャンネルでの動画配信やライブ配信が顕著だ。 スマホを使ってさっと検索するだけで、幾らでもこういう表現者を見つけることが出来る。 言うまでもなく、プロではない人が圧倒的だ。 私の言う、表現者とは…

情報に対して飢餓になる事も時には必要

一つの健康法として、断食というのがある。 人間の体は、遺伝子的に、断食を経験するととても健康的なメカニズムが働くようだ。 これは、最近読んだLIFE SPANに書いてあったことである。 昔からこういう類の話はよく聞くし、実際、私は、時々、ダイ…