近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

メディアとの付き合い方を、自ら取捨選択する

メディアに振り回されない。

メディア依存、メディア中毒にならないこと。

私が、ずっと意識してきたことである。

 

実は、最近、約三か月ほどテレビを見ていない。

 

ひょんなことから、テレビを見ていない日が数日続いた。試しに、ずっとテレビを見るのをやめてみようと思った。

 

 

 

それで何か生活や仕事に支障が出たのかだが。

今のところ、全くない。

強いてあげれば、プロ野球の日本シリーズやプロゴルフのマスターズを観たいと思ったが、とりあえず、ネットのテキストの経過報告で我慢した。

 

一方で、ネットの動画はスマホ中心に沢山見ている。まあ、今のようなネットでの動画配信が盛んな時代には、全く動画を見ていない状態は作るのは難しい。

 

改めて、自分たちの生活での、メディアを考えてみる。今でも、基本はマスメディアが主流だ。テレビ、新聞、雑誌など。ラジオの存在感は貴重だが、主流ではない。

 

今、どんどん発展しているのがネットのメディアだ。テレビ離れ、新聞離れの最大の原因であるのは間違いない。今は、新聞の電子版も充実してきた。大抵の雑誌も電子で見られるサービスが増えた。

ますます、情報過多は加速する。

既存のマスメディアに新種のネットメディアが相まって、明確な区分もなくなりかけている。

 

メディアの媒介するという本質的な意味を考えてみる。マスメディアの媒介の主体は、基本的には法人であった。それがネットメディアの世界では、主体は個人ということになる。

媒介される側から考えると、お見合いで言えば、個人の仲人がやたら大勢増えたことになる。

 

 

 

 

私のちょっとした断テレビの実験では、私の今の生活にはテレビという媒介は必要がない。という結論になる。

私はもともと新興国への出張が多かった。十年以上前は、3年ほどベトナムに活動の拠点を移していたこともあり、日本のテレビを見ない。という体験は随分前に終えていた。

 

感覚的には、ベトナムでいる時は、とてもメディアとの付き合いがシンプルになった。日本のテレビは見ない。現地のテレビはベトナム語なので分からない。わざわざ、ベトナムでCNNなどの英語番組を見ていた時期もあったが、ほどなく、やめた。

 

当然、街に一歩出れば、基本的にベトナム語の世界だ。こんな環境に身を置いていると、自分に入ってくるメディアからの情報は、ネットのみとなる。日常の忙しさで、それすら忘れてしまい、メディアと接しない日は結構あった。

 

日本にいれば、街を歩けば至る所で情報が飛び込んでくる。電光掲示板、新幹線の待合室、様々なところにある余計なメディアに振り回される。

 

コロナ禍と合わせて、パンデミックも続いている。ただ、不思議なもので、私自身も最近はコロナ情報には慣れてしまった。驚きも不安も以前ほどは無くなった。

きっと、テレビでは毎日、コロナ議論は続いているのかもしれないが・・

 

今、次にどのメディアを断つか考えている。

新聞をやめてみるとどうなるか?

私の場合は、日経新聞を軸に読んでいるので、仕事に支障をきたすような気もするし、逆に全くの新境地が開けるかもしれない。

 

いずれにしても、メディアは、ますます多種多様、複雑怪奇になっていく。必要以上にあちこちに用意されたメディアから離れてみることで、発見は多い。

自分がメディアとして発信する情報に意味があるのか?知り合いがメディアとして発信する情報をどう活用するのか?

興味は尽きないし、試行錯誤が楽しい。

 

メディアが大衆化すればするほど情報は溢れる。掘り出し物の情報をどうやって生み出すか?

メディアとして発信する側に、ますます、のめり込みそうな日々である。

 

以上