近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

ベトナムと関わって20年を越えた今想うこと

私にとって、ベトナムとは何だろうか?

すでに私の人生の1/3はベトナムとの関りになった。

 

私が初めてベトナムを訪れて、すでに20年になる。

この間の私のベトナムとのかかわり方は、大雑把に言って3パターンだ。

 

一つは、出張先としてのベトナム

もう一つは、ホーチミンの住民としての数年間。

そして、今、全く、訪問していないベトナム

 

私はベトナムから他の外国によく出張していた。

隣のカンボジアから始まり、タイ、シンガポールなど、飛行機で2時間圏内で行けるところは沢山あった。ネパール、インド、ミャンマーベトナムから出かけたこともある。

 

ベトナムが中継点と言うよりも、本拠の一つだったから自然な行動だったのではあるが・・。

そんな時、ホーチミンに帰国すると、故郷に帰って来た気持ちになる。

 

私は、東京に戻ってもそういう気持ちにはならない。もちろん、関西は生まれた時からなじみがあるので、本当の故郷ではあるが。

 

こんな風に長い間ベトナムと関わってきて、今は想定外の体験中だ。

行こうと思えばいけなくはないが、私の場合は、今無理していく必要はない。

だから、まだ、しばらく、ベトナムにも海外にもいかないと思う。

 

よっぽど急に時代が好転すれば別だが、そう慌てることもないと思う。

 

今から10年以上前の数年間は私はベトナムに住んでいた。

足し算すると2000日は越える。

生活者として変わりゆくベトナムを感じていた日々だった。

日本には、毎月、出張では戻っていたが、1週間ぐらいだった。

それも東京が多かった。

 

 

 

 

こんな訳で、その時代に得難い体験と信頼できる友人が出来た。

普通にビジネスだけしていたのでは、できなかったかもしれない関係だ。

一方で、誰もやったことがないことに、チャレンジしすぎたとは思う。

 

初めてのことで失敗の連続だった。それを先に活かすことが出来ればと常に思っているが、それはそれでプレッシャーでもある。しかし、この失敗をガチガチに考え過ぎて今の行動の足かせにはしたくない。だがら、常に自然体でできればと意識している毎日である。

 

そして、今後のベトナムとの付き合いをどう考えているかであるが・・・

実は結構、毎日のようにベトナムと接している。現地のベトナム人社員とのMTG、友人社長とのMTG、オンラインでのセミナーや対談収録など。ある意味では、ベトナムに住んでいた時よりも密にベトナム人に接している。

 

今は、いわば鳥の目である。

住んでいた時は、蟻の目。

出張主体の時は魚の目。

というのがだいたいの区分けだと思う。

 

今、鳥の目でベトナムを見ていて思う事は幾つかある。

やっぱり、ベトナムは日本に比べて不足が多い。だから、コロナでも不安が先行する。政治体制と相まって、国が一丸となる。自由度は少ないが、強さを感じる。

 

次には、日本への期待感は、ますます、高まっていることは嬉しい限りである。

コロナが落ち着いたら一気に爆発しそうである。

 

そして、誰にでも想像がつくが、オンラインで何ができるかの模索が急速に進んでいる。

これは越日おたがいではあるが、

実際にじかに会わなくてもできるお互いの海外ビジネスが花開くのはもはや疑いの余地はない。

 

もう少し踊り場が続くとは思うが、今は、しっかりと準備をせねば。という緊張感が心地よい。

 

以上