近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

あっという間の一年が10年ぐらい前に思える得難い感覚

ちょうど1年前の今日、私はホーチミンにいた。

ある意味住み慣れた第二の故郷のような場所だ。

 

 

 

本当にあっという間の1年だった。

しかし、この1年は、年齢を重ねると感じる時間が経つのが早くなる感覚とは違う。

余りにも色々な事があり過ぎて、10年ぐらいが一気に進んだような感じだ。

 

特に、ベトナムに行かなかったこの1年は、想定していなかったことだ。

ちょうど1年前のホーチミンのホテルから発信したライブがこちらだ。

久しぶりに聴きなおしてみて、1年前の事とは思えないぐらい、多くの事が変わった。

 

 

今、ベトナムがどういう状況かは、現地法人からの情報、色々とお付き合いのある経営者からの情報、長年親交を温めてきたベトナム人の友人たちから情報など。ある意味、居ながらにして情報は収集できる感覚がある。

 

ただ、毎月訪れて、肌感覚や五感、体感で感じ取っていた何かがなくなっている。多分、それは人と人のつながる距離感だと思う。

だから、今度、ベトナムに行った時は、あまりにも懐かしい感情が湧きおこるような気がする。

 

私は、徳島の実家には毎年帰っているが、実家に10年ぶりに帰る感覚ではなかろうか。

 

先日、インターンの学生たちにインタビューをうける機会があった。事前に私は質問内容は聞かずに、オンライン収録した次第。

 

予想通り、こういう、学生とのトークセッションは私にも新鮮で、知り合いの経営者にも提案しようと思っている。

 

その質問の中に、

なぜ、ベトナムに進出したのですか?

ベトナムはこの20年でどういう風に変わりましたか?

というシンプルだけど奥の深いものがあった。

 

他にも、色々と面白い質問があり、私が最近話しなくなっていたことを引き出してもらえたし、私にはとても新鮮だった。

実は、ベトナムに進出した理由は、私がこの20年間で周囲から質問されてきたベストワンだ。

 それだけ、ベトナムを知らない人が多かった。

 

一言でいってしまうと、起業仲間の社長に、熱く誘われたからだ。

 

もちろん、海外ビジネスを全くやっていなければ、そういう決断には至っていないと思う。中国や韓国の経験があったからこそ、即決した。

事前調査したわけでもなく、現地を視察もせず、ベトナムでビジネスをすることを決めた。

 

実際に、設立時の現地法人は社員に任せて、私が初めてベトナムに行ったのは、会社の活動が始まった3年後だった。

 

私の選択したこの時の行動は今にしてみれば、自分とは別人のように思う。

なぜなら、今は、新しい国に真っ先に行きたくて仕方がない。世界の全ての国を巡ってみたいとも思う。コロナ禍がなければ、昨年は最低10か国は新しい国に行くつもりだった。

 

それが1年前のベトナム以来今までゼロになった。

 

進出時、ベトナムにすぐに行きたいと思わなかった自分。今は、行きたくて仕方がないのに、行けなくなって早1年。自分自身のこの20年間の変化にも驚く。

 

まあ、只今言えることは、ベトナムの経験も踏まえ、そして、オンラインでビジネスが普通にできるようになったことは、ビジネススタイルは大きく変わる。

これからは、現地に訪問せずとも現地法人の設立と活動は容易にできると考えている。

 

今年は、この方法で幾つかの新興国への展開を模索しようと思う。

 

先ほど挙げた2つ目の質問に話を戻す。

ベトナムの変化について。

 

まず、質問をした人の状況によって受け止め方が全然違う。

 

・最近のホーチミンにいったことがあり、今の大都会化した様子は知っている。

ベトナムには行ったことがないが、ネットなどで結構今の情報は把握している。

・全くベトナムを知らない。

 

この3パターンぐらいだろうか。

 

大雑把に分けても、これぐらいの区分になると思うし、私が丁寧に答えるとすれば、この3つに分けて質問に答えることになる。

だから、ベトナムの20年の変化を話するにしてもとても難しいし、時間が必要だ。

 

何よりも得難いこの20年を超えるベトナム経験をこれからどう活かしていくか?

何に活かしていくか?

誰に伝えたらよいのか?

学生たちとトークしていて改めてベトナム経験の価値を気づいたような気がする。

 

以上