近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

昔取った杵柄をどう活かすか?

仕事人生が長くなると、若い頃に経験した感覚や実際の仕事スキルや業務に関するノウハウなどは、だんだんと、記憶と言うか感覚が薄れてくる。

30年前の事を思い出すのは、なかなか難しいが、10年前ぐらいなら、その時に行っていっていた数々の仕事を思い出すことができる。

 

私は時々、10年前、20年前に行っていた事業や難解プロジェクトを思い出す。というよりもむしろ意図的に振り返るようにしている。特に新規事業には数々挑戦しては、失敗の連続だったので、今となっては、どうして失敗だったのかをこれからの糧のために振り替えることも多くなった。

 

私の場合で、そろそろ働いて40年。社会人になりたての頃は、仕事の密度や自分自身の会社への貢献度を振り返ってみると、微々たるものだと思う。私の40年近くで振り返ると、会社と言う単位を超えて考えてみて、最初の10年は、本当に初心者マーク。その次の10年も経営者として初心者マーク。40代を過ぎてからの次の10年でようやく、社会に何かを還元できるような感覚にはなって来たと思う。

 

そして、50代の10年が過ぎた。

一気に振り返ると、あまりにも失敗が多かったと思う。過ぎてから思う事は、もう一度やり直すことができるなら、もっと、上手くできるのにということは幾つもある。だから、これからの10年に活かそうという考えだ。

こんな感じで、私自身の仕事人生は、10年単位で見た時に、第5ステージに入った。これからももちろん、未経験、新分野などへのチャレンジは変わらず続けて行くつもりだ。

一方で、昔取った杵柄は、それなりに蓄積されているので、これを活用して、基盤の事業を推進しようと思っている。

 

私の杵柄で、今続いている一つには、IT活用がある。これを如何に社会貢献につなげるか?今やIT活用は、企業経営に活用するだけの範囲から、社会生活全般に影響するようになっている。これからのビジネス活動は言うまでもなく、社会貢献活動にもIT活用は必然になって来た。こういう分野へのIT活用の展開、仕組み作りを今までの経験は活かせると思っている。

 

次にあげるとしたら、新興国ビジネスの体験である。実際に、ベトナムルワンダにも法人があり、現地の社員が働いているが、この25年を振り返ると、新規トライが数多くあり、結果、得難い失敗経験が沢山ある。これからも、日本の企業が新興国にビジネス展開する流れは変わらないし、もっともっと加速されるだろう。

これまでの杵柄を活かして、新興国ビジネスを展開する企業へのお役立ちサービスが展開できたらと思っている。

 

3つ目に上げるとしたら、それは教育である。長年、日本、新興国での社員教育サービスを実施してきた。ベトナムには、日系初の日本語&IT専門学校も設立した。この経験が今でも、活きているところは多いが、今や日本国内のリスキリング教育も始まるし、世界中の人が学ぶ機会を待っている。 

個人的には教育分野は好きで、私自身もビジネス教育中心に色々と行ってきた。これからは、社会人や子供達、そしてシニアの生涯学習などを、もっと充実させながら、社会に貢献しようと思っている。

こういう事をベースに、新しいことにもチャレンジする10年間にしよう。こんな心境である。

 

 

以上