近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

読みたい本が増え続ける毎日・・・

最近、本が読めていない。

一方で、読みたい本はどんどん増える。

私の読書は、とてもムラがある。毎月平均して何冊か読むわけではない。

今年は、大袈裟に言うと、一念発起、毎月15冊を読むことにして、1月、2月はクリアーした。ところが、結局、読書をする時間すら取れない日々が続くと、月に一冊どころか、全く読んでいない月もあった。今年もそろそろ終わりだ。今年はいつになく読んだ本は少ない。年間で、50冊には届かないと思う。

 

 

一方で、読みたい本はたまる一方だ。気に入った本は、まずは買っておく。そうすると、手元にあるだけで、必要となった時、気になった時、全部読まなくても目次を見たり、パラパラとめくって参考になりそうな個所をチェックしたりすることができる。

積読(つんどく)とよく言うが、本棚に並べておくだけでも、価値はあると思っている。

ところが、最近は本を買うだけにもブレーキがかかって来た。理由は、そもそも読まないかもしれない本を置く場所がなくなって来たこと、それと、読みたい本が加速度的に増えて、全部買っている場合ではない状態になって来たことだ。

 

なぜ、買いたい本が増えてきたかと言うと、ここ1年、私が運営しているカナリアコミュニケーションズに力を入れていて、そうすると自然と、世の中に出ている本が気になる。数年前は、自分が読みたい本という視点で本を探していたが、今は、出版会社として、気になる本に領域が広がってしまった。

本へのファーストコンタクトは、タイルトと表紙である。最近の傾向だと思うが、社会貢献や地域活性化高齢化社会をテーマにしたものなど、気になるテーマの本は全部チェックしたい気分だ。

 

最近ずっと思っている事がある。

自分が気になっている本を一気に把握できる方法はないものかと四六時中考えている。世の中には、随分前から、テーマ別に良書を絞って、目利きしてくれるサービスがある。例えば、毎日一冊の本を読んで、それをまとめてくれるサービス、月何冊かの推薦図書をまとめてくれるサービス。

 

簡単に言えば、本の目利き役が沢山いてくれるので、それなりに重宝する時もある。ただ、私がしたいのは、現時点で私が気になる本を、自動的にまとめてリコメンドして欲しいのである。

理屈上は、できる。極端な話し世界中にある、全ての本がデジタル化され、そこにAI君が関与して、私が気になっている情報やテーマ、感心に沿った本をリコメンドしてもらう。

 

もちろん、本のタイトルをリコメンドするだけだと、読む時間はないので、あまり意味はない。出来れば、私にとって、未知や不知の事を判別してもらって、それを埋め合わせる情報や知見を抽出してもらい、差分だけ受け取りたい。こんなことを本気で考えている。

 

本は、人類最高の知的な発明の一つであると私は考えている。

今は、デジタル時代、これからは世の中にある本が全てデジタル化され、そういう知的埋蔵物に簡単にアクセスできる時代はもうすぐそこに来ていると思っている。

私が現役の時代には間に合わないかもしれないが、こんなことが実現した時のワクワク感はたまらない。

実際に、そういうサービスが実現したとして、使ってみないと分からないが、その時に、これぞという本一冊を読む価値や醍醐味はとても貴重なことになりそうな気がするのである。

 

以上