近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

最近本をあまり読んでいない・・・

最近は、本がなかなか読めない。

一方で、読みたい本がどんどん、積まれていく。

あの有名な“つんどく”状態が続いている。

 

自分で言うのもなんだが、本を読むことにあまりにもムラがある。

もちろん、私は、リタイアして悠々自適に過ごしている訳ではないので、そもそも論で、コンスタントに本を読むにはもともと無理がある。

 

2022年スタートからは好調に本を読んでいた。1月に10数冊、2月も10冊以上、このペースで年間150冊ぐらいは読めるだろうかと、淡い期待を持っていた。

とは言え、仮に年間150冊読んだとしても、読みたいけれども読めない本の量が圧倒的である。

 

そう考えてみると、最近時々思っているのは、反対に全く本を読まない状態にしておいて、読みたい本を身近に置いておくだけにする。すると、読みたいけれども読めないという微妙なストレスは無くなるような気がする。

 

だが、それはなかなかできない。

どうしても、仕事に関係する本は読まないといけないものが世の中には沢山ある。中には、知人から紹介してもらった本ならなおさらだ。

 

最近、本を読む機会が減ったことの大きな理由の一つに、本を創っているからというのがある。2月ぐらいから、今年1年で最低数冊の本を書く気になった。そして、今、その途上だ。

 

すでに2冊発刊した。今後は1か月に1冊ぐらいのペースで発刊しようと思っている。本を制作していると、本を読むことの関心が薄れると言うか、読むことに集中できなくなる。

その原因は2つある。一つは、自分の書いた原稿を何度も遂行しないといけない。多いときであれば、当該箇所は10回以上遂行することになる。

 

その時に大切なのは、自分が書いた文章という意識をできるだけ消して、客観的な自分が文章を評価しつつ、著者としての自分がしっかり、積み残しや言い足りないことを発見して、言葉で表現する。こんなことを日々繰り返していると、全く他人の文章を読むという事に関しての集中力が薄れる。

 

もう一つの理由は、本を創る過程で、他者の本も目を通す必要がある。本の巻末に書かれている参考図書の類だ。

こうなってくると、流石に、今、制作している本に関するテーマ、内容の本を集中的にチェックする。場合によっては、過去読んだことがある本を引っ張り出してきて、該当部分の1、2ページだけ読み直したりする。

 

こんな感じで本の制作に集中していると、いわゆる乱読はできなくなる。すべての本に関わる時間を今作っている本、その次に創る本に割り当てたいからだ。そう考えると、私はこの3月ぐらいから、純粋に読書する領域からかなり外れてしまったようだ。

もちろん、時間が限られていることもある。だが、頭の使い方を考えてみると、しばらくは、乱読的な読書はできそうもない。

今集中している本が出来上がった時、とてもすっきり、そう快感をもって、読書を再開できそうに思っている。

ということで、まとめると、本を読むことに費やしていた時間を、本を創ることに割り当てた結果、今まで読んでいた本には、意識がいかないようにどこかで、コントロールしているように思う。

 

例えば、いつか小説を書いてみたいと思っているので、その準備を始めたら、きっと、小説ばかりを毎日読む感じになるのだろうと思っている。

今年もすでに半分が過ぎようとしているが、この1年は、本当に本に深く関わる1年になりそうである。

 

 

以上