近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

自己紹介文を初めてちゃんと書いたかも・・・

私は、仕事で自己紹介をする機会は多い方だと思う。初対面の人と会う事も多い。そういう時、基本的には、会社の紹介はするが、時間の許す限り、自分の自己紹介もできるだけすることにしている。単なる営業であれば、そうではないが、私の場合は、人付き合いをベースにビジネスを組み立てる立場だからだ。

あとは、交流会での自己紹介。自己PR的な時間が設けられることも多い。主催することも参加することもある。そして、セミナー講師での自己紹介。まあ、考えてみれば、話することによる自己紹介機会は多い。

 

ところが、文章にするとなると、そうそう経験するものではない。書籍などのプロフィールは自分で書くことはあるが、本格的な文章は大人になってからは、初めてかもしれない。前置きはこれぐらいして、今から自分の自己紹介文を書こうと思う。

 

1962年9月生まれ。先日、還暦になったところである。

徳島県専業農家生まれ。今は、弟が後を継いでいるが、私が子供の頃から、鳴門金時(サツマイモ)を作っている。子供の頃は、大根もしていた。当然、子供は農作業の頭数であり、そういうものだと思って、過ごした。だから、農業は好きにはなれなかった。

高校の時、建築士に憧れた。建築学科に進学はしたが、悪友たちに恵まれて、在学中に、デザイナーの道は断念。しかたなくゼネコン(建設会社)に就職した。私は現場監督になるつもりだった。

 

配属先は、私にとって青天の霹靂の電算室。

コンピュータ嫌いの私には、相当なショックだった。何度も、部門の長に現場への配置転換を懇願した。ついぞ叶わず、4年目の暮れに退社した。

 

すでにIT(当時は、こういう呼び方はなかった)の仕事は覚えていたし、情報処理関係の資格も取っていたので、どうせならその業界でと転職活動をした。色々と選択肢はあったが、結局は、神戸の小さなエンジニア派遣会社を選んだ。

理由は、神戸に住めるからだ。

 

私が神戸の大学に来たのも、神戸に住みたかったからであり、数年だけ大阪に住んだ後、神戸に戻って来た。以来、神戸市民である。

この会社での経験が、今のビジネス活動のきっかけになった。私の部下は、中国人2人、マレーシア人3人だった。正社員ではなかった。私の頭の中に、新興国がインプットされた時期だ。

 

20代で、2回転職した。3社目になるのが、IT派遣最大手のフランチャイズの子会社の新規設立に参加した。これも、神戸だからという理由からだ。私の転職はこんな単純な理由で決めていた。この3社目でSEとして担当した仕事が、今の仕事スタンスを決めることになった。

 

このまま、書き続けるととても長くなるので、自己分析として、自分のイメージを書こうと思う。

 

とにかく、面白く生きようと思っている。

楽しいことに越したことはないが、楽(らく)したいとは思わなない。常に、何かに挑戦しようと思っている。特に、人がしない事。人真似は好きではない。

もちろん、仕事は先人が積み上げてきたものをベースに行うので、そういう意味では、人真似ではあるが、基本は、“仕事は自分で創れ”をモットーにしている。誰でもできる仕事は、嫌いではないが、優先してやりたいとは思わない。

 

誰もやったことがないと聞くと、心が騒ぐ。そして、好奇心は人一倍強い。探求心もある。考えることも好きだが、それ以上に、まずは行動する、やってみないと分からないからだ。

一応経営者なので、自分では世間と同じように、“慎重かつ大胆に”をベースに行動している。が、周りは、大胆しか印象には残らないようだ。 

 

変わっていると言われることを好む。せっかくの人生、金儲けも大事だとは思うが、それ以上に何かの役に立つ、社会の役に立つことをしたい。それは、創業から数年後に定めた企業理念でも宣言している。引用するとこんな感じだ。

 

<経営理念>

●社会貢献への意識をもって、社会問題に真摯に取り組む。

・環境問題への取り組み

・中小企業支援

・女性・高齢者の労働環境の整備

●未来志向型ニュービジネスの創造

・新サービス形態の提案

・新総合教育サービスの創造

 

この時の言葉は粗いけれども、創業以来やっていることはブレてはいない。

なにやら、私の取扱説明書のようになった。

 

たまたま、縁が出来たITを約40年やっている。当初は、やりたくないITと悶々としていたが、ここ最近は、天職だと思っている。なぜなら、ITを健全に使う事が出来れば、世の中をよくすることができるからだ。

 

特に、ITとは無縁のアナログ的な中小企業やエッセンシャルワークの現場が好きで、こういう世界のITの有効活用で結果を残したい。

IT屋がITのためだけにするビジネスや仕事には関心がない。

私の原点は農業であり、人間の営みの土台の農を再構築したい。また、新興国にも貢献したい。高齢化社会の課題解決にも貢献したい。色々とやることは限界があるが、ITを上手に使って、つなぐことをベースにすれば、今世の中が必要としている全体最適が実現できると思っている。

 

今までの人との出会いもかけがえのない人との付き合いが沢山あるが、これからの出会いにも期待したい。そういう人たちとつながって、目指すところは、健全な地球、健全な社会、健全な私達である。

また、機会を見て、自己紹介文を書いてみようと思う。

 

 

以上