近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

お元気なシニアの特徴

長生きの秘訣。

人生100年時代を満喫するには?

老後を楽しむ?

ハッピーライフの過ごし方・・・。

 

実に色々と表現はあるが、日本の高齢化社会の課題解決のためには、高齢者が一人でも多くお元気で長生きをしてもらうのが一番だ。

誰しもが納得するし、いずれ高齢者になる自分としてもそうなりたいと思う人も多いだろう。もちろん、私もそうだ。

 

そういう中で、すでに高齢者になっている方々がおっしゃるのは、できるだけ家族や周囲の人に迷惑をかけない。負担にならないようにという強い利他の心を感じる方も多い。

 

7年前、“もし波平が77歳だったら”を発刊以来、想像の世界ではなく実際に、お元気なシニアの方々とのお付き合いの中で確信してきた、お元気なシニアの特徴を一般化してまとめようと思う。

 

ただ、先に断っておきたいのは、“お元気な”と言う定義であるが、必ずしも健康的に万全と言う意味ではない。実際に、見かけお元気でも何らかの病気を持っていたり、色々とご苦労されていたりする方は多い。

付き合いが深くなればなるほど、そういう現状を会話でなくても、接することによって感じてくる。若いうちでもそういうことはあるが、特に高齢になると何らかの健康上の課題を抱えている人は多い。

 

今回は、こういう次元の話ではなく、接していてシンプルにお元気に感じるシニアの方々の特徴をまとめようと思う。

 

真っ先に挙げたいのが、好奇心の旺盛さである。

これは小さいときの様子とよく似ている。ほとんどの子供が、好奇心旺盛である。

その後、人生を歩む過程で、タイプが分かれてくる。理由は明確には分からないが、それこそ、何歳になっても本当に好奇心旺盛な人は、衰えを知らない。

流石に、60歳ぐらいまでを、好奇心が弱いタイプとして過ごしてきた人が、その後急に変わるかどうかは別として、若いうちからできるだけ好奇心を強めておきたいところだ。

 

これ以降は順番ではないが、お元気の秘訣を次にあげるとしたら、人とつながる意識の高い人だと思う。

人間は本来、社会的動物である。そう考えると、何歳になっても人とつながっている意識が高く行動する人は、本能的に生きる力が強いと言える。そして、結果的には社会に対しての貢献意識が高い人となる。

 

これは50歳を過ぎると結晶性能力が自然と高まってくると言われているが、人並み以上に、人のために、後世のためにと考えて生きることは、やり甲斐感が高まり、自己肯定感が増すのだと思う。

また、食事にも気を付けましょう。という話はよく耳にする。そういう中で、私も昔誤解していたが、今は肉を食べると元気でいれると聞く。昔は、肉と言うのは寿命を縮めると思っていたが、肉は大切であると。実際、お元気なシニアの方は、肉はよく食べるとおっしやる。

そうは言っても、私ぐらいの年齢になると、肉を食べる機会が減ってくるので、意識をしないといけない部分かなと思う。

 

最後に、意外な話を一つ。

それは頑固な人は長生きするという事。

昨年秋に、ホリスティク医療のエキスパーとの方々の講演会を聞く機会があった。

会場セミナーで参加者のほとんどが私よりも高齢だったのが印象的だった。ある有名な先生が、頑固な人は長生きするんですと。

なんとなくの直感では違和感を感じた。今にして思うのは、頑固な人=わがままな人、それは周囲に迷惑をかける人と思ったからかと思う。

 

最近、考えていることは、頑固=こだわり、それは、一つの事をしつこくやり続ける力だとしたら、結構腑に落ちるようになってきた。

 

他にも色々とあるが、長生きをしたければ、人生を満喫したければ、こういう統計的な知見も参考にするとよいと思う。まさに知的健康生活の勧めである。

 

 

以上