近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

シニア成人という表現はとても新鮮で魅力的

シニア成人という表現を聞いて、どう思われますか?

私がお付き合いしている牧壮(まきたけし)さんが、先日、シニア成人になられた。

私達のBナビオンの常連さんでもあるのだが、牧さんとフリートークしている時に、ご自身がおっしゃった言葉だ。思わず膝をたたいた。

 

牧さん曰く、今のシニアの定義を65歳以上とすると、65歳がシニアのゼロ歳。

それに20年を足して、丁度85歳が成人であると。なるほど、ユニークで分かり易い発想だ。

 

私は今、59歳になったばかり。

来年は、いわゆる還暦だ。一昔前であれば引退モードである。

 

牧さんに限らず、70代以上の方々とのビジネス活動をしていると、自分の年が分からなくなるぐらい皆さんがパワフルでアグレッシブであり、直接的な刺激であったり、内面的な勇気ややる気の喚起にもつながったりしている。

本当にありがたいことである。

 

一応の目安であるが、今の日本では生まれて20年で大人になるとしている。もちろん、千差万別、個人差はあるのは当たり前として、この時間の長さを65歳からに当てはめて考えると、相当な時間がある。しかも、かなりの人生経験を積んできたうえで一旦リセットが出来るとしたら、選択肢が多様になりワクワク感が募る。

 

仮に人生100年時代としたら、65歳から20年間を大人になる前の準備期間と考える。それ以降で本当の活躍をする。

 

牧さんとはご縁が出来て5年ぐらいになるが、私の人生の羅針盤でもある。

もちろん、私以外の多くの方が、牧さんのファンであり仲間である。

実は先月、ご縁がさらにつながって、牧さんの2冊目の書籍の発刊もさせていただいた。

書籍のタイトルは、“ 人生100歳 シニアよ、新デジタル時代を共に生きよう!”。

ぜひ読んで頂きたい。

 

ちなみに、1作目は“ シニアよ、インターネットでつながろう!”だった。

この一作目の発刊以降、牧さんのご尽力の賜物で、シニアがインターネットでつながることも相当認知された。加えて、コロナ禍で、オンライン活用のトライアルはかなり進んだ。

 

牧さんはさらに熱を込めておっしゃる。これからは、自分が、シニアに直接導きをすると。

 

幾つになってもお元気な方には共通事項がある。

子供のようにやんちゃな人が多い。

もちろん、根っこには好奇心が旺盛であり、自ら実践しないと気が済まない方々であるが、ある意味、自由人というか人生を楽しんでいる方が多いと思う。

 

一方で、実際の高齢社会は悩みを抱え、何をしたらよいが見つけられていない方も多い。万人に共通に役立つ特効薬やサービスの仕組みは中々考えるのは難しいが、シニアがシニア同士とつながる、別世代とつながる、グローバルに他の国のシニアとつながることは意義が大きい。

 

今までにない、新たな出会いやコミュニティに参加できる機会はすでに山のようにある。

 

ネットを使うことだけがではなく、今まで実現不可能だった出会いの場が、もっともっと増えていけば、シニア成人を目指す人、シニア成人になった人の活躍の場は幾らでも創造できるように思う。 

 

そういう意味でも、牧さんのこれからの活躍もとても楽しみであるし、ぜひ、一緒に今の時代にあった、シニアが活躍できる場づくりに貢献しようと思う。

 

以上