近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

ストレス社会から脱する方法を考えてみる

日本がストレス社会であると、自覚している人はどれだけいるだろうか?

メディアでもそういう情報は多い。

 

日常生活ではどうだろうか?

日本ってストレス社会だよねという会話は日常会話でも増えてきたように思う。

 

では、海外から見たらどうだろうか?

日本は、海外からは何かと注目されている。特に、東南アジアあたりから見たら、同じアジアだし近いし日本の行く末を注目している人は多い。

経済や生活スタイルなどの面でお手本としようという意識は強く感じる。その一方で、日本のストレス社会の事を気にしている人も多い。

 

では、実際に私達はどうだろうか。

そもそも、私たち人間は、ストレスがない状態で生きていくことは不可能だと思う。自分たちの営みの中で、何らかでプレッシャーや困難に直面すると、ストレスを感じて、私たち自身に警告を発していると言える。つまり、ストレスからの脱却、解放だ。

 

ストレスを感じているのに、いつまでも放置していると、何らかで心身に不具合が生じる。だから、ストレスを減らしたり、一時期でも、まったくストレスがかからない状態に身を置いたりすることは大切だ。

 

一言でストレスといっても、どういう生活をしているのか、働き方、高齢かなど様々それぞれの人の状況によって違う。

最近で言えば、コロナ禍はある意味、ほとんどの日本人にとって、相当なストレスである。これがもう3年近く続いている。また、これは世界レベルの話でもある。

これはこれで、いつか克服するだろうし、こういう体験を経て、人間は進化するのかもしれない。

 

コロナ禍のようなストレスは、単純に避けることによって、ストレスを軽減することは難しい。いかに向き合うかの対策を講じていくことが一番である。

 

話を日本の日常生活に戻すと、日本はなぜ、諸外国から見てもストレスが高いと映るのか?明らかなデータとしてもいろいろあるが、やはり、健康を害している人が多いのが挙げられるだろう。

仕事で疲れ、日常生活で疲れ、人間関係で疲れ、デジタル社会で疲れ・・そして、精神的にまいっていく。

 

このブログで、以前書いたことがあるが、極端な話し、無人島で過ごしていたら、今日日常で感じるようなストレスは無くなるだろう。一方で、生きるためのストレス、つまり、人間が本能的にもっている部分のみを感じられるようになるのかもしれない。

日本のようなストレス社会全体を何とかできないか?という思いも私は持っている。

だが、実際、ある1日だけを考えても、ストレスがなかった、感じなかったという日は確かに少ない。

個人差があるので、何とも言えないが、店先や交通機関でも、ときどき、単なるクレーマーにしか見えないような人は確実に増えていると思う。

また、仕事や受験など、なぜか必要以上のストレス下に置かれているようにも感じる。

 

日本全体は、常にきっちりして、時間通りで、サービス力が高い。これはこれで、それを実現する人にとっては、かなりのストレスになる。

モンスタークレーマーが存在する日本、それがSNSの炎上と相まって、ストレスのはけ口としてのネットの世界が増大している時代。

のんびり心穏やかに過ごせる場所や時はなかなか見つからない。

 

でもこのままの日本ではよくない。

ストレス社会から脱することも大事だか、なかなか難しい。日本人一人一人が、ストレスを減らすためには、何をしないといけないか、ストレスを減らすためのリテラシーを身に着ける必要性を感じる今日この頃である。

 

 

以上