近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

久しぶりにパスポートを眺めてみた

もう2年以上、パスポートを使っていない。

コロナ禍で、海外に行くことがなくなったからであるが、ここまで、パスポートを気にしなくなったのは、いつぐらいからだろうか?

 

30代半ばから、約20年間、海外に行かない月はなかったぐらい、毎月、どこかに行っていた。もっとも、ベトナムが圧倒的に多く、約15年間は、毎月、1回か2回は、ベトナムにフライトしていた。

ベトナムにいると、東南アジアはどの国も行きやすい。インドネシアミャンマーは3時間程度で、他の国は、全てその範囲だから、感覚的には、日本にいて、北海道と沖縄を行き来する距離感の範囲で、気楽に動けた。

そして、7年ほど前から、アフリカが加わった。

 

海外に行くと、命の次に大切なのが、パスポートと言われる。

私も、海外色々なところに出かけたが、やっぱり、何をするにしても、海外でいる時は、パスポートの所在確認を四六時中行う。

ホテルであれば、セーフティボックスがお決まりだが、私なりには、そこでなくても、長年の経験で、とっておきのマイセーフティボックスも編み出した。

ベトナムでいる時も、地方にフライトする場合なども、当たり前にパスポートが必要で、考えてみたら、これだけパスポートを意識した生活も珍しい。

簡単に言うと、海外でいる時に、パスポートを無くすと、結構面倒くさいことになる。日本の大使館で再発行はできるが、そもそも、空港について、パスポートがなければ、飛行機に乗れない。

私の友人にも、稀に、パスポートをなくした事件を、笑い話で語る人もいるが、本当にめったにないことである。それだけ、皆さんも気を付けているのだと思う。

 

では、日本にいる時はどうかと言うと、私は、自宅の大切なものをまとめておいている場所に、常にパスポートがおいてある。金庫に入れている訳ではない。常に、確認できる状態に置いてある。

 

日本の中で意識することは、パスポートの有効期限ぐらいか。

とは言え、ここ2年以上、パスポートに触ることも中を見ることもなくなっていた。そろそろ、海外出張が近づいてきて、久しぶりにパスポートを触って入国審査のスタンプを眺めて見た。

 

 

結構、スタンプだけで、記憶がよみがえってくる。私のパスポートは、カタール空港が最後になっている。これは2020年3月に、アフリカのルワンダに行った時のものだ。

 

毎月、海外に行っている時は、新しい国に訪れることも楽しみの一つになる。入出国のスタンプはもちろん、国ごとに違うので、それを見ているだけで面白い。また、ビザが必要な国もあり、この対応は結構手間ではあるが、パスポートにビザが貼ってある国は、それはそれで、入国の苦労が蘇る。

 

実は、知る人ぞ知る。

日本のパスポートは、世界で一番、有効な国が多いと聞く。背景には色々とあるのだろうが、それはそれで日本人としては、幸せ感がある。

私は、東南アジアにいけば、韓国人、アフリカに行けば、中国人と思われることが多い。実際、そういう会話は沢山した。

いつも、その時々の反応が面白い瞬間がある。それは、入国審査でパスポートを出した時だ。日本人と分かると急にフレンドリーになる。話しかけてくる人もいる。私が女性だと、もっと、会話が多くなるようだ。まあ、それだけ日本人は、好かれていると私は解釈している。

 

まあ、DX社会になると、今の様な入国審査もデジタル化されるだろうが、日本人として日本のパスポートを使うということは、格別な事であるという感覚は大事にしたいと思う。

 

以上