近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

アフリカにおけるITの実用化は、地球を健全化するための大きなトリガーになる

今、ITは世界中に急速に、しかも見えないところで浸透している。

 

これはアフリカなどの新興国にいると強く実感する。

 

私は、約5年前に東アフリカのウガンダを訪れた。私の初めてのアフリカ訪問であった。アフリカについては、何から何まで興味津々。生活スタイルや文化、アートにビジネス。訪問前の気持ちの高ぶりはアジアの比ではなかった。

 

とりわけ、ITの仕事を長くしてきたこともあり、アフリカのIT事情にも強い関心があった。

ベトナムなどで20年以上前から活動しているので、アジアなどでの新興国のIT環境やIT活用の事情や変遷には明るい。

 

仕事柄、私は常に新興国のIT環境を試すことに注力していた。

随分前から、私はベトナムなどの東南アジアでは、スマホローミングして使っていた。つまり、3Gでつかっていたのである。ほどなく4Gになった。主な新興国では、4Gになると、WiFiより快適な利用ができるようになった。

 

最初の訪問国に、ウガンダを選んだ理由がある。社員がJICAへの出向で、海外青年協力隊として赴任していた。実際に赴任地は、ゴンバ県という首都カンパラから車で2時間ぐらい離れたとてもローカルな農村だった。

 

最初に訪問した時は、私のスマホはつながらなかった。2年後に再び訪れた時には、スマホが通じるようになっていた。

何の変哲もないような変化に思うが、私にはこれは強烈な印象が残っている。すでに世界で5Gに移行する段階であるのは知っていたし、世界に携帯電話のネットワークが急速に広がりつつあることを実感した。

 

 

日本にいてももちろん、こういう変化は気になるが、アフリカのこれからの国でも日本で使っているスマホが普通に使える。もちろん、ローミング代は必要だが、それは気になる金額ではない。

ちなみに、SIMカードを入れ替えたり、WiFiでつなぐ話は一般的だが、私にはそのまま使えることに意味がある。

 

今、私たちのブレインワークスアフリカがウガンダの隣国のルワンダにある。首都キガリに約4年半前に設立した。

 

この国に、法人設立を決めたのは、約27年前の悲劇から奇跡の復興を遂げたこと。そして、IT立国を標榜していること。あとは、小さい国であることなどがある。

 

今、10数名のITエンジニア、メディアプロデューサーと仕事している。

彼ら彼女らの面接時のやりとりが私のアフリカのITビジネスを考察する上での、おおきなきっかけになっている。

 

 

私達は、日本と言う成熟した国でITをどう使うかを腐心している。

もちろん、より一層便利で機能的なものを求めるのは、人間の本能的な欲の部分と直結しているところも多いので、一概に否定はしないが、すでに日本には、無理のあるIT利用もあちらこちらにある。あわせて、リスクも生じている。

 

一方、アフリカに限らないが、新興国の多くは、まだ、産業も発展していないし、生活水準も低いしとても貧しい。主たる産業は、農業を中心とする第一次産業である。

 

ウガンダルワンダもアフリカの他の国も気候や環境の違いがあるにしても大半の国は似たような事情だ。

こういう国のITエンジニアの卵たちが何を考えているか。これは日本の経営者にもぜひ伝えたいと思ってる。

 

彼らの発想は私たち日本人から見たらとてもシンプルだ。不便なもの、困っていることをよくするためにITの活用を考える。先進国のような生活インフラも交通インフラもない。一方、先進国の情報は自由に触れることが出来る。

 

先進国のような発展を若者が望むかどうかは分からないが、モデルとしても反面教師としても羅針盤にはできる。

ITの仕事スキルも磨くことも困難ではない。

だから、彼ら彼女らの発想や課題認識はシンプルなのだ。

 

できるできないではなく、ITを使って農業を発展させたい。貧困から脱出した。より良い教育を受けたい。貧富の差をなくしたい。

いわば、日本の戦後復興の最中の時期にITが使える状態にあるのである。

 

私は、こういう新興国のIT活用が、地球全体の健全化を促進するためのIT活用の大きな手掛かりやヒントになるのは間違いないという確信がある。

それに加えて、コロナ過でオンラインを使う人が世界中に増えた。こういう環境も駆使しながら、ルワンダの社員たちに見えている未来を一緒に創造できたらと願っている。

 

以上