近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

人生に笑いがとても大切だと思うことが増えてきた

笑う門には福来る。

子供の頃から妙に頭にしみ込んでいる言葉だ。

 

確かに、いままでの人生でも明るく前向きに笑いを伴って生きていると良いことが何度もあった。

 

医学的にも心理的にも笑いの効能は大きい。健康な人は良く笑うというのも正しいだろうし、笑っていれば健康になるというのが自然に感じる。

 

実際、本当に笑える状態でなくても、無理にでも笑顔を作る。面白い話を聞く。漫才を聞く・・。笑うという自分の行動が自分にプラス影響することもあれば、人の笑いに影響されることも多い。

日本の歌にも笑う、笑顔といった言葉も良く登場する。

 

こんな風に少し考えてみても、人生に笑いは大切だとあらためて実感する。

私自身も人を笑わすのはとても好きで、険しい仕事やハードルが高い仕事でも如何に笑いを入れるかを習慣的に行っている。

また、初めての人と会う時は笑いを心がけるし、セミナーなどでも、ネタ帳的に仕込んでいた時期もある。いわゆる鉄板の笑いネタも幾つか持っている。

 

先日、人生100年フェスタを開催した。その時にNPO法人シニア大樂さんにセッションをしていただいた。理事長の藤井敬三さんとは数年前に知り合った。

 

 

 

 

藤井さんは、初対面から意気投合した方だが、フェスタのセッションでの笑いネタがとても印象的だった。

“シニアの長話をオイルショックと言います”

藤井さんが広められたとのことであるが、私は初めて聞いて、大受けした。

なかなか、ユーモアのセンスに溢れている。

やはり、こういう言葉は使ってなんぼである。

私もこれからオイルシッョクをどんどん使っていこうと思っている。

 

 

実際、シニアの方の話は長いと思う。この10年近くで色々な方とお話ししていて思うのだが、おそらく、自然と話は長くなるのだろうと思う。人生経験が深いしネタは沢山ある。これを熱くなって語りだしたら、尽きることなく溢れてくるのだろうと思う。

 

こういう自然現象だとしても、正直、聞く側は大変だ。しかも、何度も同じ話をする傾向が強くなる。これも致し方ないことだと思う。私も色々な人に色々なことを話する方だが、正直、その当人に初めての話なのか、2回目なのかは正確には覚えられない。

 

時間がたつと特に曖昧になる。だから、私は、できるだけ、前にもお話ししたかもしれませんが・・、前にもお話ししたような気がしますが・・と始めることにしている。

 

いずれにしても、シニアの話の長くなることを敬遠する人は多い。

そこで、一言。オイルショック

この言葉には深い愛情もあるし、愛嬌もあるし茶目っ気もある。決して嫌味な印象はない。

中年も若い人も皆さんいずれはシニアになる。例外的に無口な人もいるだろうし、話の短い人もいると思う。実に多様である。少なくとも私が接しているシニアの方々は話が長くてもお元気で素敵な人が多い。

 

そんな時、笑いながら、それってオイルショックですよね。と言えたら最高だと思う。欠点でも弱点でもない。シニアの特徴として理解することが大切だ。

 

今、世の中が多様性の時代に変わっている流れでもある。それぞれの特徴をお互いに理解して尊重して、それでお互いが付きあ会い方を工夫する。

 

本当のことや事実も知らずに、思い込みだけで敬遠するのではなく、お互いがざっくばらんに付き合う。そんな時にオイルショクはとても役に立ちそうである。

 

私も、そろそろ、オイルショックと言われる年代が近づいてきた。明るく笑い飛ばしながら、オイルショックを迎えたいと思う。

 

以上