近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

著者と著者のつながりで生まれる妙味

本を書く人は、本をよく読む人である。

理由は幾つかあるが、真っ先には、本を書く人は、色々な人の本を読んでいる。自著を書くために読むことももちろんあるが、その前に、本を書く人は知的好奇心が旺盛な人が多いので、自然と普段から本を読んでいる。

 

 

私は、どちらかというと例外の部類だと思う。20代前半まで、本を読む習慣はなかった。子供の頃から、国語が苦手だったし、本を読むのが好きではなかった。だがら、自分には無縁の世界と思って、20数年過ごしていた。

本を沢山読むようになったのは、起業してからだ。ここ10年は、読書するジャンルも幅が広がってきたが、私の場合は、基点は、ビジネスに関することだ。ただ、ビジネス書という意味ではない。ビジネスで収益を上げるとか、営業力を高めるとか、組織マネジメントに関する本とか、常に雨後の筍このように、発刊される。

 

少し冷めて考えると、よくもまあ、人間は同じことを繰り返すものだと関心と言うかあきれる感じすらする。

例えば、組織はなぜ変わらないかなどは、切り口を変えて、次々と新しい本が生まれる。正直、この類になると、どれを眺めても、似たり寄ったり。私なりにまとめてしまうと、人間は、組織を作ることができるが、きっと、組織を作ると問題を生み出してしまう何かがあって、そのせめぎ合いを人類がする限り、悩みは続けていくのだろうと思っている。

 

今の私の興味の範囲は、世の中の事、社会の事、未知の世界。こんなことに関心がある。

そして、何よりも著者自身に関心がある。

著者の体験や信念、想い、ノウハウ、生き様。本の目的やテーマによって変わっては来るが、一言で言えば、本は、著者の分身だ。

 

人によっては、一生でひとつだけの分身を創る人もいれば、分身を何十も生み出す人もいる。人それぞれであるが、私の場合は、今で約20冊を超えたところで、この先、どれぐらいの本を書くかは分からないが、本を書くということの醍醐味や楽しみ、価値は分かっているつもりだ。

 

ある意味、著者の想いや気持ちは分かる。

著者と言うのは、表現者と言える。今は、SNS全盛期なので、誰でもいつでも、手軽に表現ができる。これはこれで、この先、人類の人間関係や生活様式にどう影響していくだろうかを考えるのは、結構楽しいのだが、表現をする機会が増えて、昔に比べて、誰かが表現をするハードルが一気に下がった。

 

一方で、本を創るということは、昔から変わらない。手間暇かかるし、骨が折れる。特に、書店に並べるような本を創る場合は、コストが関わるのもさることながら、やはり、責任がそれなりに発生する。著作権についても配慮は必要だし、公序良俗に反することはご法度だ。他にも色々と気を付けないといけない。

 

手軽なSNSと対極にあるのが、本で表現することである。著者には著者の気持ちは分かる。だから、もともと、接点や縁がなくても著者と著者は、つながり易い状態にある。そして、著者もSNSを使っている人が多い。たまたまと言う人もいるが、表現に幅を待たせることができることを分かって使っている人も多い。

私も気に入った著者を見つけたら、SNSでつながることにしている。

本でつながる人間関係は、一気に深まり易いというのが体感で分かったことである。

 

以上