近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

とっておきの写真が撮れた時の喜びと活用

今の私の日課の一つは写真を撮ることである。

私は若い頃はあまり写真に興味はなかった。

 

だから学生時代や20代の写真はほとんどない。

せいぜい、学生時代に一度か二度行った友人との旅行ぐらいしかない。それこそ、デートの写真も皆無だ。もっとも、この時代の写真を撮ることは結構手間だった。

 

今の若い人には分からないが、まともなカメラにフィルムを入れて、写真屋さんにもっていって現像してもらう。当然、アナログの世界だ。カメラに関しては、一気にリーズナブルなインスタントカメラが普及した記憶があるが、私は、あまり使わなかった。

 

そんな私が写真を積極的に撮るようになったのは、新興国に出かけるようになったからだ。

一番の目的は、訪れる先々で感じる感動や日本にはない日常を日本の友人や社員に伝えるためだ。

 

 

それでも、今にして残念なのは、20年前からベトナムに頻繁に行っていたのだが、その時の写真はあまりない。15年ぐらい前からデジカメを持ち歩くようになって、幾分写真は増えた。ここからデジタル化されているので、今でもパソコンの中に保存されている。

 

ご多分に漏れず、一気に私の写真の量が増えたのはスマホで写真を撮るようになってからである。

 

知り合いに一眼レフを持っていてセミプロの写真を撮る人は何人かいる。出版の仕事で本物の写真家に出合ったこともある。彼らの世界には憧れることも時々あるが、なかなか、その領域にトライしようとできない。

 

3年前に衝動的に買ったそれなりの一眼レフは、使わない間に、中古になってしまった。最近の最大のもったいない買い物になった。

 

 

今は、海外に出かけることもなく、国内の出張もごくわずかだが写真の量がどんどん増えていく。

 

今ほど手軽写真が撮れる時代ではなかった時代は、やはり1枚の写真を撮るのにとても慎重だった。貴重な1枚だからだ。例えば、先ほど書いたインスタントカメラにしても確か24枚撮り、36枚撮りだったように思う。そうするとやはり、貴重な1枚である。

 

デジタルカメラになってからは、そういうことは気にしなくなったし、今は1日に100枚平気で撮る。それでも物理的な限界にきている訳ではない。

 

この1年間は、神戸界隈で撮影した写真が90%超えている。このあたりにずっと滞在しているので当たり前のことだが、最近気づいたのだが、それでも飽きることがない。いくらでも撮影するものがある。大袈裟に言えば、尽きることはない。

 

そういう意味では、とっておきの観光地での写真やビジネスでアフリカに出かけたときの写真とは違う。いつでもどこでも撮れるはずなのだが、それでも、その瞬間しかないものが沢山あることに改めて気づいた。

 

私は、一番関心があるのは朝日や夕日だった。今でもそれは変わらないが、最近、私がよく写すものは、雲、花、雑草、都会の中の自然、変わったアングルの街並みなどである。

 

 

 

 

 

 

多分、コロナ禍以前のような動きが続いていたら、このあたりには関心が高まらなかったと思う。実際の最近のお気に入りの写真がこのあたりだ。

 

 

スマホの機能もハイスペックになったなと実感しつつも、やはり、どんな瞬間を切り出すか、被写体を何にするかを決めるのは自分だ。

 

最近何となく思うようになってきたが、スマホで手軽に撮れることというのは、写真の訓練にはもってこいではないだろう。

 

今後も一眼レフで撮影する醍醐味や価値はなくならないだろう。しかし、それはハードルが高い。スマホでの写真撮影を初心者のトレーニングの機会と考えて、あれこれ撮影してみる。そんなことを何年かしているとなんとなく写真をとるスキルというか感覚が身につくのではないかと最近思うようになった。

 

あと数年、スマホで様々な写真を楽しみながら、いつかは、一眼レフを使いこなせる写真家を目指してみようという気持ちも芽生えてきた今日この頃である。

 

以上