近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

シニアのハッピーライフには、つながりが不可欠である

シニアビジネスに本格的に取り組んで約5年になる。

拙著“もし波平が77歳だったら”の発刊をトリガーにして、一気に活動を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビジネスといっても、まずは下地作り。いきなり収益化を考えている訳ではない。10年スパンぐらいでちょうど良いと思っている。

 

シニアのハッピーライフの実現のため、日本の高齢化社会の健全な進展のため、ひいては、それが良きお手本となって日本が世界に再び貢献できれば、この上ない喜びだ。

 

セミナー開催は言うまでもなく、交流会、海外への視察ツアー、書籍の発刊など。様々な活動の中でシニアの方々と出会い、多くの気づきや新たなる活動へつながった。

 

特にアクティブシニアと呼ばれる方々との付き合いは、面白くてためになって、ワクワクする。

皆さん、現役なのだ。ようするに生涯現役を本気で実現されている。こういう方々に共通する特徴は、好奇心旺盛であることだ。健康である、明るいなどは当たり前。アクティブシニアの活動意欲は、日増しにパワーアップしていると思う。

 

このコロナ禍の行動制約の中でも、とてもアクティブだ。ついこの前まで、オンラインは苦手だ。オンラインよりアナログだ。とおっしゃっていた方も、普通に今はオンラインを使っていたりする。この柔軟性には恐れいる。

 

IOSJの代表理事の牧壮さんは、その筆頭格だ。私の人生の羅針盤でもある。

牧さんのIOSJの構想は、シニアをインターネットでつなげるにある。

 

 

 

 

 

 

初めて牧さんのスピーチをお聞きした数年前、私は電流が走った。

IOTとひっかけてのIOSというネーミングも秀逸だが、“これからのシニアがハッピーに生きるためには、つながりが一番重要なんです”と話す80歳手前の牧さんのこの迫力には、本当に圧倒された。

 

もともと、私は、つながりを意識してビジネス活動してきた。

だからこそ、今にして思えば、牧さんのお話に、共感と共に衝撃だったのだと思う。

 

こういうシニアの方々とのお付き合いも含めて、私は、常に、つなぐ、つなげる、つながる、つながりを考えている。

 

先日も、このフログでつながりの書籍の紹介のブログ書いた。

人間はそもそも、進化の過程でつながってきている。生物学的に言えば、遺伝子でつながっている。ただ、それだけではない。思想、倫理、道徳、生活様式、伝統文化、科学技術、都市、交通インフラ・・私たちの生活の周りにあるものみな、過去からつながってきているのである。

 

仮に誰かが何か発明したとする。それも先人からの積み上げに過ぎない。アートも同じだ。現代のすばらしいアーティストは少なからず過去の影響を受けている。小説家でも同じだ。人間の営みは全てつながっているのである。

 

こういう視点で考えると、今のシニアの存在価値が見えてくる。

今のシニアの生活を豊かにすることはとても大切である。ただ、それだけではない。シニアの生活の体験や知見、様々なつながりを未来につなげていく。

 

こういうことも、今、大事にしないといけないことだと考えている。

シニアが次のシニアにつなぐ、もっと先のシニア、つまり子供につなぐ、そして、そしてまだ誕生していない子供に対してもつなぐ。

今のシニアが未来に対してつなぐことで、日本だけでなく、世界が健全になる事は沢山ある。

 

シニアは孤独である。実際に一人暮らしのお年寄りが増えている。だから、シニア同士のつながりも大切。老若男女、全世代のつながりも大切。

それに加えて、未来につなぐ。

 

いよいよ、生涯現役ノートを始めようと思う。

これも、Bナビオンのチャンネルの一つである。

“知をつなぎ、知がつながるプラットフォーム”でシニアをもっともっと、つなげていこうと考えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上