近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

やりたいことが日々増えていく私は、これからどう行動すればよいか?

何かを始めるのに遅すぎることはない。

 

このフレーズを20年ぐらい前から、ことあるごとに使ってきた。

もともとは、周りの人を勇気づけたり、叱咤激励する意味で使っていた。

 

江戸時代に50歳過ぎてから、日本の地図を作った伊能忠敬をモチーフにした言葉だ。この時代の50歳代というのは、今まであれば、70歳代に匹敵すると思う。

“何かを始めるのに遅すぎることはない”

時代背景と重なって、年上の人に対しての応援の言葉としては最適だった。

 

私が創業して10年目ぐらいの40歳過ぎた時、一回り上の方を社員として採用した。

元大手百貨店の執行役員を務めた人で54歳だったと思う。

その当時はまだ60歳定年の時代だ。

私が面接の中で“不完全燃焼ですよね。完全燃焼しませんか?”と言ったことが、決め手になったようで、数年間一緒に仕事した。その後、彼は独立した。今でも現役でいらっしゃる。

 

ベトナムを中心にアジアビジネスも20年を越えた。アジアでもう一花咲かせませんか?も良く使ってきた。これは近藤昇語録だ。今では、アフリカでもう一花咲かせませんか?に進化した。

 

人生100年時代。70歳代でもバリバリお元気な方が増えてきた。国内外で多様な選択肢が増えることは大歓迎である。

 

 

 

今、私は50歳後半になった。

31歳で創業したので、今の時代でも創業年齢としてはとても若い部類だ。

若さゆえ、好奇心旺盛も重なって、その当時は、なんでもトライしてみた。

知人が私を誰かに紹介する時は、”アグレッシブな人として、紹介頂くことが多かった。最初は少し違和感を感じたこともあったが、今ではすっかり誉め言葉だと思っている。

 

だから、どちらかと言うと、何かを始めるのが早すぎる。と再三言われてきた方だ。

今までの私には常に始めたことが遅かった感覚はなかった。

とりわけベトナム🇻🇳ビジネスに関して言えば、活動を始めて20年を越えたが、最初の10年間ぐらいは、ほとんどの人の反応は懐疑的だった。今のベトナム人気を考えると、信じられない世間の変わりようである。

 

そんな私が今想う事は、30代ぐらいに比べて、今からやりたいことが100倍ぐらいの感覚になっている。

だから、大抵の事が、今からそんなに沢山始めるの?と周囲には言われることばかりになってきた。

 

日本の勉強、海外を巡る、小説を書く、英語を極める、環境を学習する・・私のビジネスとは距離がないことも結構多い。

人生の残り時間はだんだんと減っていく。

最近は、“何かを始めるのに遅すぎることはない”、を自分のために使うようになった。

 

そして、何よりも、シニア活動のつながりで、70代、80代の方々との日常の仕事が今とても楽しい。自分の羅針盤としても、刺激を受ける。

大先輩が新しいことにチャレンジすることを一緒にできることほど、幸せなことはない。

 

そういう意味では、やっぱり、私はまだまだ、何かを始めるのには早すぎるのかもしれない。

私が“何かを始めるのに遅すぎることはない”を実践する時代には、日本はもっとアグレッシブな社会になり、高齢化社会の日本が世界のお手本になっていると思う。

 

以上