近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

今、スマホでどこまでの仕事ができるか?

相変わらず、私は、仕事でスマホを多用する。

寝ているときと、泳いでいるとき、シャワーを浴びる時以外は、スマホが必ずと言って良いほど、手元にある。逆に言えば、今は、スマホがないと、仕事するときにとても不便である。

 

 

 

 

スマホを使いだした時は、そうではなかった。使える範囲も知れていた。eメールが見られる、スケジュール管理で使える、こんな程度だった。あっという間に、仕事のアプリも増えてきた。本来は、パソコンで利用していた社内の業務管理システムや経営管理システムまで、スマホ対応になって来た。

一体、仕事以外のものも含めると、スマホのアプリは世の中に幾らあるのだろうと考えてみるが、日々増え続けていることは間違いがない。気づいてみたら、1年以上使っていない有料アプリも結構な数がある。

私は、IT活用を企業や組織にご支援するビジネスをしている立場として、私の今のスマホの使い方は、決してお勧めできない。

 

今の私の仕事は、会社経営に関する事が軸で、BtoBを中心のビジネスであるがゆえに、経営者同士の付き合いも多い。もちろん、トップセールス的な仕事もあるし、シニア、学生との付き合いもある。海外との仕事もそれなりに日常的である。今は、世間もそうだが、私の場合は、特に人とのコミュニケーションと情報共有が勝負の仕事になる。

スマホがなかった時は、オフィスの外であっても、どこか落ち着いた場所で、パソコンをネットにつなぎ、そして、オンラインやメールをしていた。それが今は、新幹線の移動中でも、電車の移動中でも、昼食で入ったレストランでも公園でも。ほとんど場所を選ばす、コミュニケーションや情報共有ができる。

今では、グループウェアを使っているところも多いが、そういった社内の業務に関する情報共有も、スマホで十分だ。

 

こういう時は、メールでしっかり、やりとりするというよりも、メツセージやチャット機能で、要点だけを簡単に伝えれば済む。

そういう意味では、社内外ともメールがベースで情報共有していた時よりも、テンポも良いしリズムも良い。事を俊敏に進めることができる。

 

私の場合だと、判断や意思決定が、労力もなく、部下に伝えることができる。外部とも似たようなもので、信頼関係がある相手であれば、社員とのやり取りよりも更にフランクに付き合える。

私の場合は、社員には絵文字を使う事は少ないが、社長同士やビジネスパートナーとの間で、絵文字を使う事は多い。

こういう部分だけを切り出すと、物事の出だしはとてもスムーズだ。

 

ところが、どんなビジネスもそうだが、やはり、プロセスを大事にしないといけない。しっかりと品質や納期のコントロールをしないといけない。こういう時は、レビューMTGも必要だし、プロセスの共有、進捗管理など、やっぱり、落ち着いて仕事をしないといけない。この辺りをスマホでするのはとても骨が折れる。

 

だから、私は使い分けていて、しっかりとした日常業務は、オフィス内で、パソコンを使う。せいぜい、宿泊先のホテルでパソコンまでだ。スマホは、テレワークと言っても、慎重に事を進めないといけない業務には、向かないと思っている。

 

あと、私はセミナーをしたり、提案書を書いたりするが、その時のプレゼン資料は結構スマホで社員に指示しながら、完成させる。紙に手書きで修正箇所や並べ替えを書き込んで、スマホで写真を撮って送る。修正されたものをスマホで見る。

 

大量のページは困難であるが、10P、20Pぐらいの資料作成であれば、とても効率が良い。

もっとも、私の指示を的確に理解して、資料作成してくれる社員がいての話である。

こんな風に考えていくと、スマホで仕事すると言っても、コアのところを、こなすまでは至っていない。

これはこれから先も変わらないと考えている。

 

以上