近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

ソフトウェアよもやま話

コンピューター、ソフトウェアがなければただの箱。こんなフレーズが流行っていた記憶がある。これは30年以上前の事だ。

で、このソフトウェアってなんだ。と疑問が湧く。ITの専門家やITに精通している人には愚問だが、一般の人が知る訳もないし、知る必要もない。

まあ、ちょっと専門チックに書くと、コンピューターは電気で動く機械と考えて、こういうのをハードウェアと言う。これを動かすためには、人間がボタンを押すか、何かの動作をする。もう一つは、ソフトウェアというハードを動かすための命令をプログラムというソフトウェアで発行する。

 

ソフトウェアには、様々な種類がある。言葉が幾つかあるように考えても良いかもしれない。プログラミング言語と呼ばれたりする。

簡単に言えば、コンピューターというハードに対してプログラム言語で記述して、動かす。

こんな原理は、基本的には今も変わらない。

 

すでに、私たちの生活インフラから日常の買い物、旅行、仕事。何をとっても、ITをどこかで使っている社会がある。それは、言い方を変えれば、それだけコンピューターというハードとプログラムというソフトに囲まれているということになる。

妙に、長い間、ITの仕事をしていると、分かったつもりになっているだけで、全くの素人の人に上手に教えるのは困難である。

実際に、私もプログラミングという仕事をしていたことがあるので、感覚的には身についているが、本当に、それでコンピューターが動くのかと言われても、動いた事実で認識しているだけなのかもしれない。

 

コンピューターでもやっぱり、とっつきにくいので、比較的なじみのあるパソコンやスマホで色々と考えてみる。

このパソコンの基本は、何かの情報やデータを入力(これをインプットという言い方も多い)して、コンピューター内でプログラムが処理して、出力(これをアウトプットと言う)するのが、基本だ。だから、入力がなければ、出力もない。

 

この原理原則は変わらない。今流行りのAIにしても、やはり、入力が必要だ。

でも、今どきの、スマホなどを使っていると、この原理原則から外れているようにも思える。勝手に、色々な情報をプッシュしてくるし、ネットを見ていても、リコメンドの応酬だ。勝手に、アウトプットされているような錯覚になる。

 

だが、やはり、これも入力と出力の原理になっている。

新品のスマホを買ってきても、デフォルト設定はあるにしても、それ以外は、自分が何かをインプットするから、その情報や操作を頼りに、スマホがアウトプットしてくる。

 

こういう風に考えると、入力という行為について、神経を使い、よく考えて、パソコンやスマホを使はないといけない。ということが分かる。

 

話は変わるが、今、私たちの生活基盤から、ITがなくなったら、何が起こるだろうか?

一言で言えば、社会が大混乱するかも知れない。買い物もできない、乗り物にも乗れない。何もかもが機能しなくなる。起こりえないことなのだが、考えようによっては、既にITがなくては私たちの生活や活動は成り立たない。

また、そのITを活用するためには、膨大なる電気が消費されているということを意外と、知らないと言うか感覚的には分かっていないような気がする。

コンピューターはただの箱ではなく、電気を消費する機械なのである。

 

以上