近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

自分が若かったら何をするかを訊かれると・・・

近藤さんが、若かったら、何を一番したいですか?どこの国に行ってみたいですか?

 

最近、オンラインライブで、様々世代の方に登場いただき、何でもトークをしている際に、良く訊かれることである。

考えてみたら、確かに、私も時々、色々な人との日常会話でも使う問いかけかもしれない。

 

そう、人間は、常に、自分が若かったら何をしていただろうか?を機会あるごとに考えながら、想像しながら生きていると思う。もちろん、その逆で、将来どうしたいかも頻繁に考えるが、自分が若かったらどうしたいかを考えることは、一見、マイナス思考で後悔の塊のような印象もある。しかし私は、過去も今も未来も、全部がつながっているし、過去を振り返ることも大事だと思う。

 

特に、今、20代の若者の付き合いの中で、思う事は、今の時代の若者の考え方や行動思考を少しでも学ぶためにも、自分がその世代の時はどうだったか?何をしようとしていたか?を考えることは大事だと思う。

そういう意味で、よくある質問と言えばそうだが、ライブ中に投げかけられると、当然、アドリブで答えるわけだが、その答えは、大人の今の自分の答えなのか?若い時に戻った感覚での答えなのか?考えてみたら、判別できないものである。

 

だからこそ、過去は変えられないが、過去を今と未来に活かすことができるように思っている。過去を振り返ることで、未来の道につながる、新たな世界が広がっていくと思っている。

 

冒頭の質問に、その時は、何と答えたかは正確に覚えていない。多分、アドリブなとので、その時々で違うと思う。仮に同じ質問を社員や友人に訪ねられると、相手によっても内容は変わると思う。それだけ、アドリブというのは、曖昧なものだと思っている。

 

そこで、今このブログを書きながら、考えてみる。今、行って見たいところは、無限のようにある日本の田舎である。

結構、私が昔から気に入っている歌がある。

それは、“いい日旅立ち”である。そう。あの国民的伝説の歌手、山口百恵さんの代表ソングだ。

 

今も時々、カーステで聴くが、いつの時代も新鮮である。コロナ禍で自然回帰、地方回帰が芽生えている今こそ、タイムリーな歌とも感じる。

今の私は、日本の地方にハマっている。もともと、徳島の田舎育ちだから、体の隅々まで染みついた田舎の感じが、最近は、どんどん蘇ってきている。

確かに、ベトナムルワンダなどの新興国での体験や活動は刺激的だし、ビジネスマインド的には、飽きることはない。日本が貢献できることも沢山あると思う。

一方で、このコロナ禍をきっかけに、私も日本の事をじっくり、考えたり、実際に地方に行ったりする機会が増えた。

そこには、山のような社会課題があり、人口は減り、高齢化は進む。都会とは違い、日本の未来が一番分かり易い場所である。

東京などにいると、まだまだ、右肩上がりの社会がこのまま続くかのような錯覚に陥る。

 

田舎に行けば、そんな感覚は消える。いつの時代もどんな社会になろうとも、田舎は自然体なのである。この生活感やコミュニティの存在に触れていると、自分の立ち位置がはっきりわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

極端に言えば、日本の地方の活性化無くして、世界の新興国の未来に貢献することなどないのではとも思っている。

ローカルからグローバルへ。ローカルとローカルがつながる。グローカルという言葉もひところ流行ったが、日本の地方と新興国の地方をつなぐ。

 

10年前に本気で思っていた事をもう一度、取り組もうと思っている。

 

以上