近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

104歳の現役美容師

私の散髪は月一回。

先日、行きつけの散髪屋さんにいった。

散髪屋さんと言っても、今は、ご自宅でされている。実は、私は、この店主とは、大阪で知り合った。わけあって、数年前、自宅で、お仕事を続けておられる。

客と散髪屋さんと言うより、今は、仲良しの知人だ。私より一回り上なのだが、毎回、お互いの会話を楽しんでいる。最近の話題は、“もし波平が85歳になったら”この本がきっかけで、話題はシニアのことが多くなった。

 

この前の散髪で、104歳の現役美容師のおばあちゃんのことを教えてもらった。

YouTubeにも動画アップされているようだ。

早速、検索してみた。戦前からのご自身のストーリーを語る箱石さん。大正、昭和、平成、令和を生きてきた人生。

100歳になっても現役を続ける理由は、お客さんがいるから。とおっしゃっている。

改めて、凄いと私は思う。

日常から、お元気なシニアの方との接点は多いが、それでも、80代までだ。流石に、今の私は100歳を超えた方との直接的なつながりはない。

実際、100歳を超えるシニアは増えては来ているが、現役で仕事をしている人はまだ少数だと思う。行きつけの店主と、やっぱり、自分らよりだいぶ先輩か、現役でバリバリ活動しているのを知ったり聞いたりすると、元気もらえますね。刺激受けますね。と会話が弾む。

 

私も、本当にそれを実感しながら、毎日を過ごしているので、全く同意だ。それにしても、時代だと思うのは、この104歳のおばあちゃんの活躍ぶりが、ネットで見られることである。

もちろん、人それぞれなので、公には登場したくない人も多いだろう。一人ずつの選択であってよいと思う反面、まだまだ、こういうお元気なシニアは沢山いらっしゃるだろうな。ぜひ、情報発信して欲しいし、全世代に知ってほしい。

 

私も、機会があるごとに、書いたり発言したりしているが、やっぱり、シニアの方が肩身の狭い、控え目に人生の終盤を過ごすのは、さみしい。

 

やっぱり、人生の先輩として、最後まで、人生を謳歌して欲しいし、楽しんでいただきたい。そういうシニアライフアァースト社会に変革したいと常に考えている。

やはり。今の社会の課題は、身近にシニアと接する機会が減ってきている現実がある。仮に要介護でも、子供の頃から直接接する機会があると、シニアへの想いやかかわり方は変わってくると思う。核家族化になって久しいが、日常生活でシニアのことを意識して、接する機会が増えるような社会に再構築しないといけないと思っている。

 

そのためにも、シニアライフアァーストが必要なのである。

私も今、60歳。仮に100歳とすると、あと、40年もある。これだけの時間があるとするならば、これから先、できないことは何一つないような気分にもなれる。気分というのは、不思議なものだ。気分的に前向きになるのは、やっぱり、そういう先輩の存在は大きいと思う。

 

 

以上