近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

シニア成人に共感する方々とともに

シニア成人。

殆どの人にとって、まだ聞きなれない言葉だと思う。これは、牧IT研究所の代表の牧壮さんが提唱されている。

今年の8月5日に発刊した“もし波平が85歳になったら”に、牧さんのお考えや活動と共に、シニア成人の意味や意義を掲載している。

簡単に紹介する。

 

 

 

 

 

 

65歳をシニアゼロ歳とする。

最近の高齢化社会の現実を考えた場合、感覚的には、今のところ65歳からがシニアである。ちなみに、WHOの定義でも世界的にシニアは65歳である。

ただ、日本より平均寿命が短い国は、世界に沢山ある。中でも新興国発展途上国は様々な理由で、寿命は短い。そう考えると、65歳というのは、こういう国にとってとても長生きとなる国もあると思う。

 

あくまでも日本の感覚で言うと、60代はすでに現役バリバリで仕事するモードだ。もちろん、昔ながらの60歳定年でリタイアする人もいるが、それでも、残り20年、30年あるかもしれない中で、流石に全く仕事しない人はいないだろう。

 

きっと何年間かのブランクがあったとしても、何らかで仕事や社会貢献活動をすると思う。

こんな時代背景と照らしてみると、65歳がシニアの始まりは、とても納得する。

では、シニア成人とは何かであるが、昨年まで、日本の成人は20歳だった。これとの相関で考えて、赤ちゃんとして生まれて、日本では、長らく20年間で成人だった訳である。

 

ここで牧さんは、発案された。65歳に20歳足した85歳をシニア成人としようと。

 

実は牧さんは、今は、86歳になられている。シニアとして大人になって2年目である。

私は、牧さんにシニア成人のお話をお聞きして以来、ほとんどの知り合いにこの話をしてきた。結果、皆さんの反応は想像以上に一様でポジティブだ。

70代の方の反応。

確かに、目標ができるね。まだまだいけるよね。

50代の反応。

まだ、自分は生まれていない。65歳まではまだ10年もある。そう思ったら、希望が増してくるね。

こんな感じだ。

また、全体的な反応としては、シニア成人を祝う習慣が日本に定着したら、日本は元気に明るくなりそうだね。

こんな様々な反応を頂きながら、先日、記念すべき第1回目の“シニア成人おめでとう会”の開催に漕ぎ着けた。場所は当社が運営する神戸にあるKOCOA(KOBEグローバル共創活動センター)。牧さんにお越しいただき、意義深いイベントが開催できたのである。形態はもちろん、オンサイトとオンラインのハイブリットで。

 

今は、ITを上手に使えば、世界中がつながれる時代。高齢化社会の課題解決についても、随分前から、様々なところで、志ある方が、シニアを元気づけたり、仕事の機会を創造したりする活動をされている。それはそれで頭が下がる思いだ。それをさらに発展して、国民全員の意識の中に、日本の高齢化社会に対する認識をいれないといけない。

そのためにも、このシニア成人を祝う会を日本全国、そして世界に広げていこうと決意を新たにしている次第である。

 

 

 

 

 

 

以上