近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

久しぶりの沖縄で見えたこれからの活動の軸

先週、3泊4日で沖縄に滞在した。

私にとっての沖縄訪問は今回を入れて数えても一桁である。だから、それほど分かっている訳ではない。

それでも、日本人の皆さんと同じように深い関心があるし、私自身も以前から必然的なつながりは感じていた。そして今回の訪問で確信に至った。この沖縄で私がすることが明確になったのである。

 

私と沖縄のかかわりを、ざっと振り返りながら書く。私が初めて沖縄に来たのが20代の時。最初の沖縄で台風直撃にあって、延泊となった苦い体験がある。その後も結構、台風に遭遇した。

勝手に台風を呼ぶ男と冗談を言っていた。

 

その後は、仕事でたまに来るぐらいだった。

3年前に、沖縄を舞台の映画を自社で創ったことで、一気に深い縁になった。その時には、一時的に支店登記もした。セミナーも開催した。 

 

 

 

 

映画は私たちが長く活動しているベトナムと日本の越日友好を応援する映画である。

ベトナムは世界的にも有名になった観光都市でもあるダナンと南の巨大な商業都市ホーチミンが舞台だ。日本は、沖縄の座間味村である。ホエールウォッチングで有名だ。座間味諸島にある村である。

 

この映画は、実話をモデルに制作した。ベトナム人の研修生が、日本でしばらく過ごして、ベトナムに帰国して起業家になる物語である。

この研修生のモデルはコアさんという名前で、20年以上前に、神戸の私たちの会社で実際に一年間IT関連の研修を体験した。

今でも、実業家として活躍していて、テーマは農業とITでベトナムの社会貢献に奔走している。

色々なご縁で、私たちの活動拠点のベトナムと沖縄が舞台になったのだが、決め手はやはり、ベトナム人に沖縄のすばらしさや価値を伝えたかったからだ。

 

スクリーンツーリズムという考え方がある。映画を観た人が、映画の舞台になった場所にいきたくなり、訪問するという行動を目的とした映画製作だ。私達の映画はそこまでの目的意識はなかったが、ベトナム人の持つ、沖縄への印象を変えたかった。

 

それは、多くのベトナム人に聞いて分かったことだが、忌まわしい戦争時代に、米軍基地があった沖縄というイメージが染みついている。一方、ベトナムから見たら、沖縄より遠い韓国の済州島には、沢山のベトナム人が随分前から観光などで訪れている。それは、やはり映画やドラマの舞台になっているからである。

こんな背景で、映画“クジラの島の忘れ物”が出来上がって、上映をした訳である。

 

並行して、ITビジネスの拠点としての活用も検討した。ベトナムとのITビジネス連携もそうである。

 

このコロナ禍もあって、私達の沖縄活動は止まっていたが、今回はブレスタ沖縄の場所のあたりをつけるために、滞在した。

ただ、実際は、ほとんどホテル内にいたので、観光したわけではなく、いわゆるワーケーションにほとんどの時間を費やした。

 

特に12月22日に行ったブレスタフェアでは、基本的にホテルの室内と敷地周辺からライブで参加した。今となっては当たり前の話だが、どこにいてもこういう類のオンラインライブは出来る。私は、以前からそうだが4G接続で行っているが、今回も支障はなかった。

 

そろそろ沖縄のブレスタの場所を何か所か決めないといけない時期でもあり、人伝につながりがある場所かをベースに、順次沖縄ブレスタを開設しようと思う。

 

今実際、ブレスタにかかわっているメンバーと盛り上がっている話がある。夏は北海道、冬は沖縄。世間でもよくある話だが、実際に12月の沖縄に来てみて、正直、北海道ほどではないにしても沖縄も実は寒い。気温は20度前後だが、流石に海では泳げない。

また、雨の日も多い。単純にリゾート気分だけで、年中沖縄が最適とはいかないようだ。

 

観光も良しビジネスも良しだか、それ以上に農と食を実践しようと思う。もちろん農業も漁業も含めての話である。

最近力を入れている農と農業に関して、沖縄を探求しようと思う。

改めて、食と農という視点から、琉球時代のからの生活や文化を学ぶ、こういう視点で沖縄を掘り下げていこうと考えている。

 

以上