近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

ゴルフで考える段取りができない人の特徴

段取りができない人は世の中に沢山いる。

当然、これは仕事に限らない。

段取りをそれなりにこなしてもらえたら、仕事するにしても一緒に何かするにしても、山登りを一緒にするにしてもとても心地よい。

 

しかし、どうしても段取りができない、苦手な人がいる。それが人間らしさ、人間社会というものだと、妙に年齢を重ねると思うようにもなって来た。

何か段取りが下手な人が改善するためのてがかりはないものか?毎日のように考えている。

 

ふと、ゴルフで思いついた。

もっとも、ゴルフを分からない人にはわからないので、何かチームでスポーツするかレクレーションに出かけるかで考えても良い。

 

そんな前置きで、ゴルフで考える。

 

 

要するに段取りには、人との関わりが関係する普通の段取りとセルフ段取りがあると思う。

厳密に言うと、両者は絡み合うわけだが、ざっくりと別物と考える。

 

まず、ゴルフのセルフ段取りとは何か?

真っ先に大切なことは、集合時間に遅れないこと。これはチーム的な考えともとれるが、個人的にも基本である。

 

まして、日本のゴルフ場と言うのは、予約した時点でプレイのスタート時間が決まるので、原則遅れることはあってはならない。

セルフ段取りを更に考えてみる。

まずは、自分がゴルフするための準備をしっかりすることだ。それは用具類だろう。流石にクラブを忘れる人いないが、帽子、手袋、ティー・・小物類になればなるほど、結構忘れる。

 

別のブログにも書いたが、私もゴルフにどっぷりはまっている時は、ルーティンになっていたりするので、忘れることはまずないが、月1ゴルファーになってくると怪しくなる。

 

逆に言うと、初心者は、絶対に外さないだろう。水泳で言えば水着を持たずに泳ぎに行くようなものだから。

 

ただ、今のゴルフ場は、そういう準備を怠った人用に、クラブハウスで何でも買えるようになっている。そうすると、当たり前のように、忘れても買えばよいやと気が緩む。あとは、セルフ段取りは、怪我をしないための準備体操などだ。

 

そうそう一番大切なことがある。

初心者であれば、マナーを覚え、迷惑のかからないようにプレイする。このあたりになってくれば、これは普段の段取りということにもなる。

 

普段の当たり前の段取りとは、私に言わせれば、セルフ段取りではない。世の中にセルフ段取りは出来なくても、普通の段取りは出来るという奇妙な人がたまにいるが、完全なる例外だ。

 

基本的には、セルフ段取りはちゃんとできる前提で、普段の段取りという事になる。

仕事でも一般生活でもたいていのことは人間関係の中で行われる。企業で言えば、組織やプロジェクトやチーム。一般でもコミュニティや同好会。どれを見ても人間関係だ。

 

結論から言うと、普段の段取りとは、人間関係の良好な状態を維持するためにあると言っても過言ではない。

こんなことから書くと、屁理屈を言う人は必ずいる。また、そういう人の意見ももっともなこともあるが、例えば、プロジェクト遂行で結果良ければ全てよしでは情けない。

 

誰も人間関係が良好でない、一緒に仕事しても楽しくないメンバーとはプロジェクトはしたくないだろう。当然、継続もできない。

 

では人間関係を良好にするための段取りとはなんだろうか?

これは実は日本なら子供の頃に教わっている。

人様に迷惑をかけない。仮に失敗して迷惑をかけたなら、正直に報告する。そして、改善をするためのアドバイスをもらう。自分の担当箇所が遅れそうなら、チームに迷惑がかかるので、速やかに報告する。仮にさぼっている人がいたら注意する。頑張っても遅れている人がいたらサポートする協力する。

 

ビジネスの世界では、やたら難しく考えるのが好きな人が多いが、私は段取りの基本はこんなものだと思う。

 

子供の頃から学んでいたとしても、実際に身についているかは別の問題だ。私は会社経営者の立場で30年ぐらい、人のマメネジメントを通して、老若男女海外の人と関わってきた。

その上で言えることは、どんな職種、仕事でも、人様に迷惑をかけない、気配り、目配り、コミュニケーションが出来る人が最高のパートナーだと思っているし、私もそうしようと思っている。

 

今の時代、専門的なスキルやノウハウはどこからでも手に入る時代だから、なおさら人間力は大切なのである。

 

以上