近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

2回目の川棚温泉街に滞在して見つけたこと

秋の肌寒さを感じる10月の半ば。2泊3日で川棚温泉街に滞在した。

実に、刺激的で新鮮で学びの多い活動と交流の時間になった。

 

特に約30名近くでの久しぶりの屋外バーベキューは最高だった。

まさに老若男女。70代から20代までの集まりは、実にアナログ的で新鮮だ。良い意味での違和感だ。

 

 

 

参加したメンバーの共通のテーマは、農と食と地域活性化。特に、有機農業のメッカとして発展を目指す豊浦町エリアは自然に囲まれた魅力満載の農業のお勧めスポットだ。

 

昼間は、農園視察や有機のオーガニックパークの訪問。見どころ満載の川棚である。

私は、2回目の川棚であった。

実は今回の主役のお一人、ロハス農園(株)の中野社長とは、オンラインと直で合わせて何回もお会いしている。

川棚は、すでに私の故郷の一つになった感さえある。

 

そんな中で、今回特に私が印象に残ったことを幾つか書こうと思う。

一つは、環成経ビジネスフォーラムのスペシャル版が開催できたこと。何がスペシャルか?それは、スピーカー全員がオンサイトの山荘に集まり、オンラインでライブ配信したことである。

 

 

 

 

ある意味、コロナ禍の規制の中ではなかなかできなかったことだ。慎重を期して臨んだ部分はあったが、セミナーとしての感じ方は、また格別であった。

 

私やブレインワークスとしては、オンサイトセミナーもオンラインセミナーもコロナ禍以前から普通にしていた。当然ではあるが、コロナ禍になってからは、100%オンライセミナーに切り替えた。

この間に世間の何が変わったか?

1番は世の中がオンラインに慣れてきたことだろう。それと同時に、人々がオンライン疲れして、オンサイト、つまり、アナログ的な直接のコミュニケーションに飢えているということだ。

 

スピーカーのお一人お一人の話し方と中身が変わる。つまり簡単に言うと、話し手が目の前の聴講者の気を感じると自然と話に気が入る。どんどん感じる話に進化するのである。

 

皆さん魅力的なスピーカーの方ばかりだったが、やはり、話しする環境で更に話し手の感度が高まることを再認識した。今回は、特に、川棚の山間にある山荘の中ということで、独特の空気感があったことが最大の変化の理由だと思う。

 

だから、今後のセミナーや交流の方向性に確信を持った訳である。それは自然の中でオンラインで話しをする。これからの着地点が明確になった。

 

印象に残ったもう一つは、有機で運営されているフラワーパーク。

これも簡単に言うと、一目で、普通の花壇と有機の違いが分かる。

 

 

 

 

都会の近くにあるフラワーパークはやはり、見事に手入れされている。美しいのだが、整然とし過ぎている。有機のそれと比べると誰でも気づくことだ。農薬などを使わなければ、どうなるかが一目瞭然。

 

私はいつか、都会のど真ん中に有機の自然の花壇を作ってみたいと真剣に思う。

何を美しいと感じるか?なぜ美しいと思うか?色々な事が学べるのではないかと思っている。

 

最後に、やはり、よそもの、わかもの、バカもの話だ。

地方の再生や活性化でよく話題になる。

今回は、私たちは、よそもの。

若者は地元と周辺から沢山参加。

バカ者は、全員がそうかもだったが。

 

私は普段から若者と交流することは多い方だが、今回一堂に会した皆さんは必ずしもそうではないはず。若者との交流でシニア刺激を受けるし、教えるだけでなく学ぶことも沢山ある。

 

自然の中で全世代が多文化共生で同じ環境で同じことを感じ、同じ星を見て同じ虫の声を聴く。そして学ぶ。これからの時代に必要なことだ。続けていこうと思う。

 

そうそう、印象的な体験がもう一つあった。

それは焚火。

 

 

私は子供の頃、焚火が日課のような遊びをしていたが、何十年もしていなかった。

炎を囲んで語らう、炎を見つめて物思いにふける。炎を話題にする。自然の中での炎を感じることの感覚と意味が蘇ったような気がしている。これも続けたい。

 

以上