近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

今すぐするかしないかの選択は直観である

仕事に限らないが、プライベートでもすることの優先順位をつけるのは難しい。

 

私も、日常で次の行動の選択肢は常に沢山ある。

しかも、することが細分化されていく。

 

これを仕事チックに、マメジメントしようと思えば、ToDo管理ということになる。

 

ただ、私の場合は、ToDo管理は絶対に必須のものではあるが、今の私にはそれはセーフティネットでもある。

つまり、最終的には絶対に全ての事は処理するのであるが、あれこれする事が入り乱れるので、ToDo管理もしくは、それに匹敵する何かの歯止めを持たないと、漏れが生じてしまう。

記憶ぐらい曖昧なものは無いから、記録したうえで、確実につぶしていく。

 

そんな訳で、新入社員には、まずは、徹底的にToDoのセルフマネジメント力を鍛えてもらう。

それが根底に身に付きさえすれば、何歳になっても習慣化されたことをベースにして活動が出来る。そして、いつ何時でも応用が利くようになる。

 

経営者としての私のような仕事は特に直感が求められる。その中でも、どういう直観かと言えば、その場で即決するという直感だ。

 

人間と言うのは、シンプルに考えると単純で、やはり、ノリは大切だと思う。

ノリでことを進めると、冷静さを欠いたり、思わぬ落とし穴に気づかなかったり、あるいは、まんまと騙されたりというリスクは確かにある。

 

ただ、それは、前提を考えないといけない。

未知の世界で、自分に確固たる信念も実績も無ければ、付き合う相手も絞り込むことはできない。

 

私は良く、“何をするかよりも誰とするか”という表現をする。価値観が合う、目的意識が一致している、何よりも馬が合う。こういう人とのつながりができていれば、ある意味、ノリで即断しても概ね安全圏の中にいる。

これは決して同質的で保守的という訳ではない。

むしろ、彼らは超アグレッシブでピンチはチャンスなりと当たり前に考えている人達だ。

 

こういう人たちと、仕事の話をしていると、お互いのひらめきや情報交換が思わぬチャンスのネタを生み出すことがある。

 

そんな時は、私は即決する。

まずは、その相手の方と何かをすることを。

 

こんな行動をする私に驚いたり戸惑ったりする人は結構多い。本当にノリや勢いだけで何か決めているように思うのだろう。あるいは、適当に見えるのかもしれない。

 

私は創業時、アニメの宇宙戦艦ヤマトを引き合いに出し、波動砲の話をよくしたものだ。

若い人には、古いアニメなので分からないと思うが、戦艦大和になぞらえた宇宙戦艦ヤマトが絶滅しかけている地球を救うために、イスカンダルという新たなる惑星に向かうのだ。

 

戦艦ヤマトは攻撃を受けて、ボロボロになりながら、最後には、波動砲を発射することにより、起死回生の勝利を収める。

私は、こういう感覚が大切だと思う。

もっとも、今の大企業では受け入れられないと思うが。

 

だから、結果的には、私は大企業の社員は務まらないし、大企業の経営者もできないと思う。

私は、ピンチはチャンスであるというのは、当たり前に思っているし、そのチャンスは人との出会いに始まると思っている。

だから、一目会ったその時に、即決する。また、何度もあっている人でも、今日のこの日。という瞬間は必ず訪れる。

 

チャンスの神様の前髪を掴む話はあまりにも有名だが、私にとってのチャンスの神様の前髪は、自分の決断次第だと常に思っている。

なぜならば、会う人会う人がチャンスの神様なのだから。

 

以上