近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

何かを知ろうとしたときの探す方法は多様である

仕事に限らず日常で生活していると、何かと疑問や知りたいことが生まれる。

そんな時、人それぞれの知り方、調べ方がある。

 

今どきであれば、スマホの類で、ネット検索をしてみることが一番多いと思う。

 

私も今は四六時中、知らない言葉、気になる本、ビジネスの仕組みなど、あれこれと毎日のように、何かを調べている。

 

その中で特に気になる情報を保存しておきたければ、メールに転送する、チッャトに貼り付ける、スクリーショットにとって画像にしておく。など、やり方は色々あるが、今の時代は、それなりに便利と言えば便利だ。

 

10年以上前に比べても、ちょっと知りたいことが出てきても、結構お手軽に知ることはできる。

 

昔、物知り博士が重宝された時期がある。テレビのクイズ番組でも物知り王はスターだった。考えてみたら、それは、色々と知っている、覚えている人ということになる。

 

博識という表現もある。

デジタル大辞林で調べてみると、なるほど、納得の内容だ。

[名・形動]ひろく知識があること。また、そのさま。博学多識。「博識な(の)人」

 

今、こういう人の存在はどうなったのだろうかとふと気になる。

たいていは、ネットが使えたら解決できる時代になった。知識はほとんど無料で幾らでも手に入る時代になったのである。

 

いまでも飲み屋に行けば、博識の人は人気ものだとは思うが、ビジネスでも日常生活でも、以前ほどの価値がなくなってきているのではないだろうか。

 

では、もう一つ、何かを知りたいときにする行為は何だろうか?

それは、人に聞くということである。

先ほどの博識の人が近くに入れば、それはラッキーだが、この人に聞くというのは、そういう意味ではない。

 

自分の身近な信頼できる人に尋ねるということが大切である。人間は、信頼する人の話は聞きやすい。これは人間関係を自然体で考えれば、分かりやすい。

 

極端に言えば、信頼する人からのアトバイスや知識が間違っていても、大きな問題にならないことはある。

 

もちろん、生死にかかわる事や大金を使って買い物をするようなときには、間違いは問題だが、人に聞くと言うのは、必ずしも、正解を期待している訳ではない。

 

仮に相談した相手も自分と同じ間違いをおかしていたとしても、それはそれで共感をする、連帯感が醸成されるという感覚で言えば、プラスにも考えられる。

 

逆に言うと、信頼している人に自分が期待している知識や情報がなかったとしても、失望していてはいけない。

相談できる、聞けるという事が何よりも社会生活には欠かせない要素である。

 

あと、自力で知りたいことを調べることも大切な事である。

ネットで調べる、人に聞く、どちらもオーソドックスでぜひ活用したいところであるが、自分で調べることもで得られることは大きい。

 

ネットも一見自力に見えるが、あまにもハードルが低すぎて、自分のスキルアップにはあまり役に立たない。

確かに、検索キーワードを考えるが、上手にはなるが、それだけの事である。

 

やはり、自力と言うのは、書籍や論文や報告書などをしっかり自分で読みこなすことであり、時間はかかるが、こういう努力していると、知らず知らずのうちに、自分で知る力が向上する。

 

 

以上