近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

シンプルに考えることをとことん追求して

難しいことを難しく言う、説明する。

こういうタイプの人は世の中に少なからずいる。

 

技術者や大学の先生や専門家の話は、分かりにくく感じることが多い。

わざわざ思惑があって、分かりにくくしているのではないと思ってしまう。シンプルに言えば、専門的すぎて、やさしく説明することに関心がないか、そういうことをトレーニングしていないように思う。

 

科学技術であったり、学問であったり、何かと専門化、細分化されていく。人類の歴史上、かつてないほどのスピードで進行していく。

それと重なるようにデジタル社会が急速に浸透していく中で、あふれる情報の量は尋常ではない。

 難解な情報は敬遠したくなる。

 

仕事の世界でも、分野が違えば、理解が及ばないことも多い。

私で言えば、ITは専門の一つなので、分かっている方だが、きっと知らない人から見れば、ちんぷんかんぷんだろう。

 

一方で、私から見る金融の世界やバイオの世界は分からない。興味がなくはないが、それをある程度極めるにしても時間がない。

 

平均的な人は、自分の得意な領域については、とことん説明できる。しかし、行き過ぎると聴き手にお構いなしに、専門用語の連発になる。

 

私は、仕事では複雑なことを考えるのは好きではない。だから、とことんシンプルに分解する。バラバラにして、考えてみると、シンプルに解が浮かぶことが多い。

特に、トラブルや問題が発生した時がそうだ。

 

例えば、今どきのスマホもよく操作が分からなくなる。あれこれいじるよりも、電源をリセットする方が早い。パソコンにしても似たようなもので、時と場合にはよるが私は基本的に再起動する。

断っておくが、私は昔プログラマー経験もあり、こういうことには、それなりの根拠はある。

 

少し前の話だが、パソコンが普及しだした時、まだ、慣れない人たちは、パソコンが起動しないと大慌てしていた。こういう時こそまずは、おおもとのコンセントをチェックするのに限る。結構な確率で、電気が通じていない時があるものだ。

 

これからは、複雑なことは出来るだけITに任せる。今のAI君はまだまだだが、もう少し先になれば期待できる。人は人にしかできないことがある。

 

一つは人間関係の維持だ。

人間関係の良好な関係の構築には、社会的意識を高め、相手の事を慮ることが第一歩だ。

こういう時こそ、シンプルに考える。気持ちをシンプルに伝える。難しい言葉はいらない。組織内におけるチームワークも同じようなものだ。

 

また、仕事における報告はとても重要である。

結論から先に言うことが何よりも大切だ。

以前のブログにも書いたが、これはシンプルイズベストである代表格である。

 

ごまかしや言い訳を排除する気持ちが何よりも大切だ。悪い報告であれば特に、結果を先に伝える。専門的な説明や論理的なち密な説明は、必要と言われた時にすればよい。

 

実は、気持ちよくチームワークで良好な関係を築くことは、そんなにハードルが高いことではない。基本はコミュニケーションだ。ちょっとした一言、ちょっとした気遣い。こういうことがベースにないと、いくらプロ集団で高度な仕事のエキスパート集団でも芳しくない結果になる。

 

正直にストレートにコミュニケーションすることが私のモットーだ。

だからはっきり言いますね。とよく言われるが、私はそうは思っていない。

 

シンプルに考え、行動することで、ものごとの本質は分かりやすくなる。

日本語は特に曖昧である。だからこそ、シンプルに断定的な明瞭な言葉を使う癖をつける。

 

あと、シンプルに考え、行動するとテンポも良くなる。他人との関係性の構築にはリズムも大切だ。他人の話をずっと聞くのは大変だ。短くシンプルに話すると、人は耳を傾けやすくなる。

 

洗練されたシンプルな言動を磨いていく時代ではないかと思う。

あと、いつまでも大切したいのが子供の時の好奇心や感性だ。気になったもの、分からないことに、シンプルに、なぜを連発するストレートな気持ちを何歳になっても持ち続けていたいと思う。

 

以上