近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

コツコツとすることの大切さを改めて痛感する毎日

今、仕事で一番大切にしていること。

とにかく、するべきことを一つずつ確実にこなすこと。

一般的には、ToDoという概念ではあるが、私は、それよりも気になったことは全てと言う感覚だ。

 

少し未来の事で言うと、やりたい事業や新しい挑戦は山のようにある。

しかも、世の中慌ただしい。ビジネスチャンスという意味でも、これだけ混沌としている中では、未知のものも含めて無限にありそうに思う。少なくとも私が30年近く事業活動をしてきて、そう思う。

大変革期にあるのは間違いない。

そして、これから先、こういう変革の連続になるように思う。その最大の原因はITの進展によるものと考えている。

 

最先端テクノロジーの進化や科学の発達には目を見張るものがある。これはこの先、もっと加速されるだろう。当然、ITもさらに劇的に進化する。

しかし、私はこの先、ビジネスや社会どうなるかは全く予想できない。

なぜならIT業界に長くいるが、今の姿は全く私の予想外である。

というより、20年前、スマホが登場することは想定せずビジネスをしていたし、その時代に考えたビジネスモデルはとても斬新だと思っていたが、すでにほとんどが生まれて消えた。

 

 

先日もブログに新規性は古いと書いたが、今の時代の新規性は20、30年前に盛んに言われていた新規性とは違う。

 

そもそも、すでに研究開発がおこなわれていたり、誰かの頭の中にあるITビジネスの構想も今の地球上には山のようにある。

ある意味、人類はすでに使いこなすことが出来ないほどのテクノロジーツールを持っている状態である。

 

 

こういう感覚で、今、世の中に役立つ仕事をしようと考えたときに、先の事よりも今の事を大事にする方が未来につながると思う。

 

千里の道も一歩からという言い伝えがあるが、私の心境はいまそういう感覚である。

実際に、千里を歩いたことがないから想像できないが、この境地はとても崇高に思うようになってきた。

 

仮に千里まで到達できないことがあっても、ひたすら、一歩一歩、歩み続けることで、目標に近づく。前進すると言う事である。

今の日本人に大切なことだと思う。

 

コツコツなにかをするというのは、ウサギと亀の話でもある。子供の頃、この話を教わらなかった日本人はいないと思う。

亀は決して、遅くはないのである。コツコツ根気よく何かに取り組む象徴なのだと今にして思う。

 

人間は、得てしてウサギのようにピョンピョン前進したくなる。

特に周りにウサギが沢山いるとやはり感化される。気持ちもブレる。私の経営人生もそういう部分は間違いなくあった。

 

なかなか、表現は難しいが、コロナ禍で日本も混沌とした状態にある。今は確かに、感染症という災難で業種によっても明暗が分かれている。だからと言って、コロナ後にどうなるかは全く分からない。

 

混沌から生まれるイノベーションは本物だと思う。そういう意味でも、全ての業種に変革のチャンスが来ている。

今はオンラインやゲームなどが好調だ。しかし、これがずっと続くとは思えない。変革はまだ第一歩が始まったに過ぎない。

 

先の予想は私はできないと考えている。

だからこそ、些細な事でも一つずつ、目の前の気になったことは実行していこうと思っている。

 

以上