近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

規則正しい行動と生活をしてみて分かったこと

規則正しい行動や生活というと、私の人生では、真っ先に中学や高校時代を思い出す。

私が生徒だった時代よりは随分と学校は乱れているとはよく聞くが、一般的には人間は、こういう時期に規則正しい生活や行動の下地ができると思う。

私のようなノー天気で、20代前半まで過ごしたような人間にとって、若い頃のこういう時代が懐かしくもある。

 

今実は、あの高校生時代並みの規則正しい行動と生活をしている実感が、日増しに増大している。

 

振り返ってみれば、創業時から1年前までは、とにかく慌ただしかった。自分で会社を経営しているので、規則正しい行動などできようがない。

その日暮らしではないが、とにかく、毎日が想定外の事で、そして海外なども巡っていた。

 

いわば動の動きだ。蟻の目、鳥の目、魚の目で表現すると魚の目だった。

その時に比べると、今は静の動きだ。

 

1年前からをおおまかに時系列で書くとこうだ。

 

昨年の3月上旬は、私はアフリカのルワンダにいた。現地法人があるので、その仕事である。

コロナ禍の兆しが日本に発生していた時である。

私にとっても誰にとっても想定外だったが、私はそれ以来、海外に行っていない。

 

実は、昨年は、様々な新興国を訪問する計画だった。同じアフリカのガーナや東ヨーロッパのウクライナなど、ビジネス展開として視野に入れていた。

 

去年の6月ごろになると、コロナ禍は夏には収まっているようにも思っていた。

だから、以前通りの活動に戻る予定だった。

それが年を越して今に至る。

 

今は正直、コロナ禍は収束して欲しい気持ちはもちろん強いが、私の今の静的な行動は変える気がなくなった。コロナ禍以前とは全く違うビジネススタイルが見えてきたからだ。

 

先ほどの、蟻の目、鳥の目、魚の目で言うと、コロナ禍で動かなくなったときに、魚の目はしばらくは休んでいた。じっとしているから、そういう意識が消えていった。

 

そして、蟻の目に意識が高まった。私の場合だと、地元神戸、日本国内、それも地方。そして、自社事業でやりたかったけど、時間も労力も割けていなかった数多くの事。

 

こういうことを毎日考えていると、移動などがなくとても静的だが、思考は超動的になってきた。

先の見通しが立てやすくなった。

しかも、私の日常のスケジュールは今や完全にルーチン化している。

きっと、私と一緒に動いているスタッフも仕事がやりすいのではないかと思う。

 

もちろん、こういう業をしていると朝令朝改や急な面会はつきもので、こういう部分はかわらないが、なにせ、仕事のサイクルが見事にPDCAサイクルに乗っている。

 

健康的であることが前提ではあるが、毎日同じように寝て、同じように起きて。当然時差もないからそういうブレもない。

 

私の人生でここまで、PDCAに乗っかって活動したことはかつてなかったと思う。

中高生の時は、それは、自らの意志でしていたのではなく、学校に行くしかなかったのでしていた。あの時以来の規則正しい行動や生活はとても快い。

 

だから、まだしばらく、この静的な活動環境を継続しようと思う。

都会での活動を合わせて考えて、環境としては静的な地方を基盤にしながら、ITを上手に活用して、超動的なビシネス活動を創り出してみよう。と色々と試行錯誤している。

 

規則正しい活動のメリットをまとめてみる。

やはり、何よりも健康に良い。きっと、人間は一定の時間に寝て起きるのが体に良いのだと思う。体内時計はそうなっているようだ。

 

そして、何よりも毎日同じ時間に思考を巡らせたり、仕事の段取りをしていると、頭がとてもクリアーになってくる。

あと、今の生活だから出来たこと。

それはこの毎日のブログだ。

以前のように行動していると絶対にできなかったことである。

 

ついでに言うと、時間が余っているわけでもないが、隙間時間での習い事もしやすい。今、私は琴を習っているが、すでに2週間毎日、少しずつ練習をしている。

 

継続は力なりを確信しているからこそ、1年後に向かって精進しているところである。

 

以上