近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

それにしても年末年始の挨拶の多様性には驚くし疲れる

正月三が日が終わった。

 

私にとっては、年々、子供の頃の正月感は薄れている。

 

 

 



 

会社員をしていた20代も正月は正月として、特別に何かしていたと思う。

それこそ、仕事は一切せずに。

この時期も年始に届く年賀状は結構楽しみだった。高校や大学時代の友人たちとの年賀状による交流は、貴重なコミュニケーションだったと思う。

 

会社を創業した28年前。

会社として初めて出す年賀状は苦労したと言うか苦心した記憶がある。

年賀状の出し方一つが会社の信用につながると、とても重く考えていたと思う。

 

公私とも、ITやSNSの発達で、年末年始の挨拶は大きく変わってきた。

一言でいうと、結構、敷居が低くなったというかフランクで、しかも手段がとても多様になった。

これはこれで、時代の変化だと思う。

仕事柄、色々なSNSやツールを使っていると、

結構、ストレスになるし、大変な事態になったりする。

 

色々なツールで、新年のあいさつを何らかでかわしていると、だんだんと、誰と何をやり取りしたかが薄れてくる。

それと同時に、返事していない人がいるのではないか?と気になり。SNSを一人ずつ見直したりしている。

 

この場でお断りするわけではないが、年末からあちこちで、やりとりさせていただいた方々には昨晩までに隈なく返事をさせていただいた。

と言いながら、漏れていたりしたらゴメンなさい。である。

本当は、お一人お一人のメッセージをしっかり噛みしめながら、コミュニケーションを深めるのが望みだが、どうしても、まずは返事だけとなってしまうのが正直なところだ。

しかも、海外からベトナム語や英語で届いているクリスマスカードなどにも返信が必要だ。

 

よくよく考えてみたら、長い間に渡って、日本のアナログ的な年賀状配達のしくみ、言い換えれば、壮大なる挨拶のプラットフォームが機能してきたのが改めてわかる。

 

日本人の年末年始の挨拶は、知らず知らずのうちに、この素晴らしい仕組みで成り立っていた。日本ならではの安心安全で、日本のつづうら浦まで期日にはがきが届く郵便配達システムの仕組みは凄いと思う。

日本はやはり恵まれている。

 

そこに、ITが登場して、若者や一部のビジネスパーソンが新しい仕組みにすぐに移行した。だから、年賀状という壮大なる仕組みがすでに陳腐化してきた部分はある。

 

今は、そういう意味では、混沌とした戦国時代のようなもので、この先、江戸時代のように平和な年末年始のコミュニケーションのしくみが待ち遠しい。

ITを使う事は必然として、色々と進化が必要だろう。

 

今日は、ぼやきたいわけではない。

IT活用を指南してきた仕事柄、来年の年末年始に向けて、何かお手本になるようなITを活用した年末年始の挨拶のやり方を編み出せないかをじっくり考えていこうと思う。

 

以上