近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

性善説より性弱説をなぜ重要視するか

性善説、性悪説は、日常会話でも馴染みがある。 性善説は、人間は、もともと良い人だという考えで、日本人はお人よしが多いという言葉とも通ずる。 流石に、人間関係を性悪説中心で考えている人は少ないと思うが、引用は割愛するが、ウィキペディアで調べて…

ITの変遷から将来を予測する

いきなりだが、タイトルの“ITの変遷から将来を予測する”ことはできるのか? 現時点での私の考えでは、一言で言えば、それはとても難しい。 今から、理由を書いていきたいが、実は、少し前に、オンラインの私の番組の一つ“近藤昇のITなんでも相談室”で、…

今どきのビジネスパーソンがマスターしたい情報リテラシーとは

日増しに、ビジネス情報が増大して、複雑化する。 情報過多の時代と言われて久しいが、この変化に流されていては、ビジネスパーソンとしての活躍が危ぶまれる。 かといって、玉泉混交、真偽入れ混ざった情報の中から、自分のビジネス活動に役立つ情報を見つ…

日本のかつてのサービスの品質は維持できるのか?

日本のサービス力は世界でも断トツでトップクラスだ。現実に、私たちが海外に行くとそのことを痛感する。 特に、アジアの新興国のサービス力と比べると、このギャップ感に驚く。 今の日本の高校生のアルバイトが、新興国でサービスの現場に入ると、ハイクラ…

そもそも“仕事は自分で創れ”とはどういうことか?

仕事というのは、世の中にすでに山のようにある。 私の年齢になると、世の中にどんな仕事があるかは、分かっているような感覚に陥るが、いまだに、こんな仕事があるんだと発見すると言うか、初めて知って驚いたり感心したりする。 村上龍さんの“13歳のハロ…

便利が進む中で感じる不便

便利と不便。 これは、絶対的なものではなく、感覚的、相対的なものである。 日本は、海外の人から見たら、とても便利な国である。特に、ベトナムなどの新興国から見たら、未だに、便利で未来の夢のようなところがある国である。更にベトナムよりも未開の国…

男3兄弟の真ん中の私

昨年末、一昨年に他界した母親の1回忌の法要があった。私が子供の頃の法要は、大人数で、知らない親戚のおじちゃんおばちゃんが沢山集まっていた。子供心としては、特別な食事がいただける日、そんな印象がある機会だった。 あれから数十年の間に、どこでも…

いつまでも働ける時代の働き方の多様性

会社員をしていたら、私も定年を意識したかもしれない。私のように、創業した人間には、定年はない。引退があるだけである。 もちろん、創業者が60代になると、後継者は誰だとか、事業承継はどう考えているとか?こんな問いかけも増えてきたし、だいたい今…

創業時に考えていた事が原点かも

実は、私が創業して運営するブレインワークスは、この10月から30期目に入った。 我ながら、30年近くの道のりを振り返ると実に数えきれないぐらいの出来事があったと思う。 もちろん、良いこともあったから、続いているのだが、比率で言うと、良いこと…

明けましておめでとうございます。

明けましておめでうございます。 今年の暮れに、創業して30年を迎えます。 自分の想像以上に長くなりました。 本日から、創業の原点に戻って、白紙の気持ちで、世の中や社会が求めているものに対して、真摯に純粋に、そして自然体で応えるように活動しよう…

中小企業をもっとリスペクトする日本へ

中小企業数は、全企業の中で99.7%を占める事実。 どれだけの日本人が知っているだろうか? 就業人口においても、中小企業の占める割合は、約70%である。子供でも分かるが、日本の経済は中小企業無くしては成り立たないのである。 もちろん、これは先…

ビジネスモデルの新規性とは何か?

ビジネスモデルと言う言葉は、一般化されて久しい。と同時に、マネタイズと言う言葉も使う人が増えた。 簡単に言えば、発案したビジネスモデルは、どうやって儲けますか?ということになる。 マネタイズを好んで使う人と言うのは、たいてい、エクセレントな…

ベトナムと日本のゴルフの違い

先日、久しぶりに、冬のゴルフを体験した。 そもそも、私は、10年以上前に比べると、格段にゴルフの回数が減った。 その理由は、時々、このブログでも書いてきたが、怪我をしたことやコロナ禍の影響が大きい。 実は、日本の経営者が最もするスポーツは、ゴ…

これからの事業創造にIT活用が不可欠な理由

これからの事業創造にIT活用が不可欠な理由。 このタイトルで書きだすと、とても、1500文字程度では収まらない。 一冊の本には軽くなるぐらい内容は深いが、今回は、この30年の変化という視点で書いてみる。 今や、ITというのは、私たちの生活環境…

たまたま、会うか会わないか

運命的な出会い。運命的な再会。 長い間、生きていると加速度的にこういうことが増えてくる。 先日、私が行きつけのスポーツクラブでの帰りのエレベータ。ふと、近藤さんと声を掛けられた。マスクしていたので、最初は気づかなかったが、知り合いの社長だっ…

報告スキルがない人の仕事

一言で仕事と言っても、色んなやり方がある。 極端に言ってしまえば、結果を出せば、仕事したと言える。道路工事にしても、農業にしても、街角の警備にしても。 一体何種類あるかと考えてみても、なかなか、明確には言えない。いまだに、こういう仕事がある…

王将のポイントでゲットしたもの・・・

とうとう、到達した。 念願の王将のポイントカードで、特性将棋セットを手に入れたのだ。 最近の日本では、こういうポイントカードは定番である。ただ、たいていの人が、途中で断念する。なぜなら、どこの店のポイントカードでもハードルが高い。 例えば、私…

読みたい本が増え続ける毎日・・・

最近、本が読めていない。 一方で、読みたい本はどんどん増える。 私の読書は、とてもムラがある。毎月平均して何冊か読むわけではない。 今年は、大袈裟に言うと、一念発起、毎月15冊を読むことにして、1月、2月はクリアーした。ところが、結局、読書を…

私が新興国への留学を進める理由

“米留学、インドが中国逆転” これは、先月の日経新聞の夕刊の一面の見出しである。 内容は、見出しの通り、ここ最近、米国留学をする出身国の1位にインドがなったということである。グラフも出ていて、少し前までは、圧倒的に中国人が多かったことが分かる…

信用残高と人間関係

信用残高、と言う言葉を聞いたことがあるだろうか?必ずしもビジネス界だけとは限らず、人間関係の中で、使われることが多い。 まずは、シンプルに説明すると、銀行の貯金のようなものだ。貯金の場合だと、特殊な契約を除いては、流石に、残高がマイナスにな…

仕事で人に聞く事のさじ加減の難しさ

仕事はシンプルに考える。 どんな複雑で難解でも、仕事を分解してシンプルに考えて取り組むと、基本の重ね合わせ、組み合わせであることが分かる。 そういう意味で、ここは押さえたいと言う仕事の基本スキルが幾つかあるが、今回は、人に聞くスキルを取り上…

不要なものを買わせるビジネスをどう考えるか

企業と顧客の関係は、本来ならばシンプルであるのが理想だ。それは、顧客が欲しいと思ったものを、企業から買う。 ところが、現代社会は、このシンプルな行為をとても複雑なものにしている。特に、ITが企業と顧客との関係の中に入り込んできた今、単純に顧…

とんがる事とつながる事

どんな世界にも、自分が長年やって来た仕事や熟練の技にこだわる人が沢山いる。 職人の世界が典型的だが、こだわりの農業する人にも多い。それぞれの方と話をするととても純粋な人が多い。 だけれども、自分のこだわりについては、そう簡単には、相手に譲る…

滋賀の高島との出会いで想う事

1年は早いものですね。 最近、この季節になると、お会いする方々との私の定番トークになっている。 実は、今年は、滋賀とのつながりが一気に加速した年でもあった。滋賀は歴史的にも偉人や文化人の排出場所としても有名である。 ところで、中江藤樹のことを…

新興国人材にそっぽ向かれる心配をしないといけない日本

今、円安だ。それによる影響は多方面に出でいる。 実は、新興国から日本に働きに来ている彼ら彼女らにも大きな影響がある。概ね技能研修生と留学生によるアルバイトで収入を得ている。彼ら彼女らにとっては、日本で稼いだお金を自国に送金している人も多い。…

情報過多の時代の情報を考える

私のように、長年、ITに関わって仕事をしていると、情報について考え続けて仕事していると言っても過言ではない。 人類が誕生した時から、人間はコミュニケーションを図るために、何らかで相手に情報を伝えてきた。これは、ミツバチや動物も行う本能的に持…

コンビニの未来をあれこれ考えてみた

私は、買い物が好きな方だ。 多分、身近な男性の中では、結構買い物する方だと思う。 とは言え、私の買い物というのは、スーパーでの晩御飯の買い出しや100円ショップで事務用品やお菓子などを買う事である。そして、多分一番頻度が多いのが、コンビニだ…

翻訳や通訳がどんどん進化する先に来るものは・・・

海外ビジネスをしていると、ほとんどの人が言葉の問題に遭遇する。 単純に言えば、英語が堪能であれば、関係のない話である。とは言っても、英語がどこの国にも通用するわけではない。 私も、海外ビジネスは長い。かれこれ四半世紀にはなるが、やはり、言葉…

個人の価値観のベースは生まれ育ち

あの人とは、価値観があう、価値観が違う。 必ずしも口に出さなくても、心の中でつぶやくことは結構多いと思う。 とは言いながら、この価値観が何かと説明しろと言われても、なかなか、難しいところがある。 人生が長くなると、気付いてみたら、確かに価値観…

ソフトウェアよもやま話

コンピューター、ソフトウェアがなければただの箱。こんなフレーズが流行っていた記憶がある。これは30年以上前の事だ。 で、このソフトウェアってなんだ。と疑問が湧く。ITの専門家やITに精通している人には愚問だが、一般の人が知る訳もないし、知る…