近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

思い付きを図にする意図とメリット

もう数千枚にはなると思う。 最近は数えてはいないが、私は仕事で図を多用する。随分前から、図を使わずに仕事をしたことがない。 創業時はそうでもなかったが、20年ぐらい前から、図を頻繁に使うようになった。 今であれば、平均して1日1枚ぐらいになる…

クラウドサービスが急速に普及する今、知っておきたいこと

クラウドサービスはご存じだろうか? IT業界用語だが、結構一般にも広がりつつあるのではないだろうか? 私達は日本国内において、水道やガスは料金さえ払っていれば、自由に使える。 いつでも欲しいときに使える。 こういうイメージのサービスは公共料金…

久しぶりの清々しい本を読んだ感想文

読後感が清々しい本には、そうそう巡り合わない。 LISTENは抜群に良かった。 やはり最近の売れ筋のようだ。 今回は、新聞の書籍広告で見つけて、さっそく読んだ。500ベージ近い本で、なかなか、読み始めるには少しの決断が必要だが、この分厚さの洋…

自分ごと化は実に難しい

自分ごと化。 最近、結構新鮮に感じる言葉に出会った。 他人(ひと)ごとの反対の言葉だが、自責と他責にも近いと思う。 当社の主催するリスクマネジメントのセミナーに登場していただいた際に、株式会社HONKIエンジンの中西茂樹社長のお話にあった。 考えて…

人生いろいろ

川の流れのように(美空ひばり)は、私のお気に入りの歌だ。 昔はカラオケでもよく歌った。 ランダムではあるが、今でも運転中に聴く。 一番好きなフレーズは・・・ “でこぼこ道や 曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生” 私の子供の頃、日本には、…

シンギュラリティは一体どこへ行ったのか?

数年前、ITの世界では、なんとかの予言のように騒がれていたことがある。 それは、シンギュラリティ。 私の解釈はおおよそ、こうだ。 ITの進化のスピードは凄まじい。AIも含めて、このままITテクノロジーが進化し続けると、2045年ぐらいには、別…

機械化と人間の労働の変化と行く末を考える

私は巨大な建造物を見るのがとても好きだ。 自分の住まいの近くでいえば、 明石海峡大橋。 もう何百回と見たが飽きることはない。 もちろん、壮観な橋そのものの眺めや、四季折々に感じる見事な自然と調和した風景に魅了されている。 ただそれ以上に私は、“…

見えないものの進捗管理は極めて難しい

今、見える化がブームだ。 少なくとも私が働いてきた約この40年では、最大のブームと言える。 もっとも、私が社会人の頃には、見える化という言葉すら聞いたことがない。まだ、バブル崩壊前で、見える化など必要なかった時代だ。 そもそも、経済成長に陰り…

新興国の人達と働くことはいつになっても新鮮

ネパールという国を、どれだけの日本人が知っているだろうか? あのエベレスト山があるヒマラヤ山脈のふもとの小さな国と聞けば、ピンと来る人も多いのではないだろうか? 超大国のインドと中国に挟まれた国である。 特に、インドとは様々なつながりがある。…

群れになって大きな魚になれば中小企業は強くなれる

中小企業と言うと、どうしても脆弱な印象がある。大企業との比較で言えば、あまりにも不安定である。 もちろん、今のような先行き不透明な時代は、大企業ですら倒産の可能性はあるが、それは中小企業の比ではない。 もう随分古い話になるが、高度経済成長期…

アンガーマネジメントって出来ていますか?

アンガーマネジメントを知っていますか? 温厚な人、穏やかな人、短気な人、かっとなりやすい人。人間は実に多様なタイプに分かれる。 そういう中で、怒らない人はまずいないと思う。 そもそも、人間には喜怒哀楽は付き物だ。できれば、バランスよくありたい…

はじめてネットオークションを使ってみた

南あわじ市の津井に会社で古い家を借りた。 築約40年。その一室にある中古のエアコン。 調べると12年前のシャープ製。残念ながら、リモコンがない。 どうしたものかと思い、近所の大手の電気店で、どのメーカーでも使える汎用リモコンを買った。 ところ…

属人的な仕事は組織としては百害あって一利なし

中小企業と長年関わってきて、一番課題だと思うことは、属人的仕事のオンパレードであることだ。 本音で言えば、課題と言うよりも、何年たっても解決できないことも多く、これが中小企業の特徴というか弱点である。 もちろん例外のエクセレントな会社もある…

多文化共生時代のシニアの役割とは

先日、8月8日、第2回目の人生100時代フェスタを開催した。 オンラインのフェスタとしては、5月5日に続いての開催となった。 私の提起したテーマは、 “多文化共生時代のシニアの役割とは”である。 オープニングトークとして、少し、私の考えをお話し…

失敗を繰り返さない方法はあるのか?

スポーツでも仕事でも、どんなことでも失敗はつきものだ。 そもそも、失敗しない人など存在しない。 失敗は成功の母と言われたり、失敗してこそ成長すると教えられたり。人生には失敗は尽きものだ。若い時の失敗は買ってでもしなさいと私も何人もの先輩に言…

20代は体力、30代は自分の知恵、40代は人の知恵で仕事する

今の日本人は、働く期間が長くなってきた。 だんだんと人生100年時代が現実味を帯びる。 長い人で60年ぐらい働く事になるのだろうか。 私は、今で40年弱。あと、10年か20年。短いようで長いと思う。 これからやりたいことは山のようにある。 果た…

私が最近ネクタイをしなくなったわけ

この1年、私はビジネスの場でネクタイをしなくなった。 と言っても、これだけ書いても、最近の夏場はクールビスがすっかり定着しているので、今更何を言っているの?と読者は感じると思う。 実は、私は1年前までは、年がら年中、ネクタイをしていた。 自社…

ゴミ情報の価値を改めて考えてみる

目利きという言葉がある。 商売にしても、生活でも、何らかで情報に精通している人の情報はありがたい。 私が子供の頃であれば、田舎のおばあちゃんの知恵であり、商売にしても商店街の八百屋や魚屋のおっちゃんのお勧めはありがたい。 人それぞれに、身近に…

企業の栄枯盛衰を長年見てきて想うこと

企業30年寿命説。 私が創業した頃も、今も定説のように語られることである。 私がこのことを知ったのは、確か創業してからだったと思う。 もし創業前に知っていたら、果たして自分が創業を躊躇しただろうかと考えることもあるが、そもそも、創業時の感覚か…

ウッドショック、災い転じて福となるか?

建築業界を今年、ウッドショックが襲った。 ウッドだから木材のことであるが、海外の輸入に頼っていた日本の住宅に使用する建材の輸入にブレーキがかかったのだ。 原因は米国での住宅需要の高まりである。 経済産業省のHPに詳しく書いてある。 新型コロナ…

若者、バカ者、よそ者で果たして地方の改革は進むのか?

若者、バカ者、よそ者が地方を変える。 この表現を使う人は意外と多い。 地方は閉塞的で保守的である。日本だけでなくどこの国でも同じだ。 やはり、地方の特徴として、村や町の外との交流は都会に比べて少ないし、どこの町や村も土着の住民で構成されている…

知識を話す人と体験を話す人の違い

話の長い人、良くしゃべる人との付き合いは大変だ。 これは、世間の一般的な思いだと思う。 もちろん、話すのが苦手な人も沢山いるので、話し好きな人と話すのが苦手な人の役割は自然に決まっていくように思うが、実際には、話す人と聞く人との関係は結構複…

残念ながらOKYは日本国内にも沢山ある

OKYという言葉をどれだけの人がご存じだろうか? これは、アジア諸国などに駐在する人達の心情を端的に表現した揶揄として広まっている。 O(お前)、K(来て)、Y(やってみろ)の略語だが、ここまで書くとある程度察しはつくと思うが、実際は、そう…

上司が忙しそうだからと遠慮しているうちは一人前になれない

新入社員のときに、たいていの人が陥る心境がある。 この時期は、右も左も分からない時期で、本当は色々と教えてもらいたい時だ。自分の教育担当の先輩が固定される場合もあれば、そうでない場合もあるだろう。質問や確認が生じたときに、すぐに聞けるのが理…

人生には無駄や回り道は必要と確信する歳になった

人の人生とは不思議なもので、60年近く生きていると、考え方や価値観は結構変わってきたと思う。 先日も、私は人生を10年スパンで考えることが習慣になっていると、このブログにも書いた。 20代、30代、40代、50代とそれぞれ仕事の仕方や生きか…

自分の価値は自分ではなかなか気づかないもの

人生の中で、自分の価値があるかどうかを悩んだり考えたりしたことがある人は、結構多いのではないだろうか? 自分の価値を等身大に把握して、人生を楽しく歩めたら最高だと誰しも思う。 人生には悩みは付き物だが、自分の価値を見失うことが原因の一つとし…

危機管理下のオリンピックを純粋に観ていて思うこと

オリンピック史上、初めての事態での開催となった東京オリンピック。 かつて、100年ほど前に、感染症の中のオリンピックはあったようだが、少なくとも今の私達には青天の霹靂で想定外だ。 こういう巡り合わせが、日本にやってくるとは、なんとも日本は不…

人生100年時代の起業の適正年齢を考えてみる

日本の起業家が増えないことは、長年の課題だ。 国も民間も様々な支援活動や下地作りをしているが、一向に起業家の数は増えない。 起業大国、米国と比べると顕著である。 起業家の数はずっと日本は少ない。 もちろん、起業があれば廃業がある。 起業はハイリ…

なぜ人は紺屋の白袴におちいるのか考えてみた

紺屋の白袴 (こうやのしろばかま、または、こうやのしらばかま)は結構、会話で引用される。 類似語に、医者の不養生がある。 Webの故事ことわざ辞典によると、 紺屋の白袴とは、他人のためにばかり働いて、自分のことに手が回らないこと。 とあるが、私…

農業ビジネスの多様さを改めて実感した

先日、ロハス農園を運営する中野社長の活動拠点、下関市豊浦町の川棚温泉街をたずねた。 随分前からご縁があり、昨年は、視察を兼ねた訪問を2度計画した。思わぬアクシデントもあり、なかなか実現に至らなかった。今回は、3度目の正直ということで、出張の…