近藤昇の「仕事は自分で創れ!」

「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

科学技術以上に蓄積されて醸成されている人類の知恵

この1年、本に向き合う機会が一気に増えた。 もともと、自分でも本を出版した経験もあるし、カナリアコミュニケーションズという出版会社を運営している。だから平均的な人よりも本との接点は多い。 ただ、一方で、本を人並み以上に読んでいるかと言えばそ…

仕事はお金を稼ぐという意識がないと上達しない

給与は誰からもらいますか? と社員に聞くと、いまでも会社からと答える日本人も多い。 ただ、ここ20年ぐらいの間に、日本では給与はお客様からもらうものという考え方は浸透してきたように思う。 実は、この質問は私が長年ビジネスで関わってきたベトナム…

メディアリテラシーは仕事だけでなく生活のためにも不可欠な時代

最近はネット上で動画視聴は当たり前になった。 ちょっと、スマホで動画をチェック。電車の移動中などで映画を観ることが出来れば、動画サイトで学びの動画を探して、視聴することも簡単にできる。 たった数年で、動画を見る時間は相当増えていると実感する…

今子供が学んでいることを今の大人が学ぶ時代

私の人生も半世紀を超えた。 何かにつけて、学ぶことが増える今日この頃である。 学ぶといえば、小さい頃の学校での勉強が印象的だが、考えてみれば、人間というのは生まれたばかりの時に、考えられないくらいのことを学ぶ。 赤ちゃんがどうやって言葉を覚え…

国境を超えるネットの役割とこれからの課題

ネットのつながりや力が世界を変えられるのか? 私は仕事柄でもあるが、個人的にもとても興味がある。 ここでは私はネットという言葉をインターネットだけのことではなく、この通信インフラに乗っかって動くSNSや様々なアプリケーションソフトのことを総…

後始末がどれだけ大変かを身につまされる出来事

後始末を誰がするか? 地球レベルの大きな課題だ。 後始末、後片付けは自分でしなさい。 子供の頃に、親によく教えられてきたような気がする。 部屋の中におもちゃをばらまいたままで、片づけなさいと怒られる。焚火をしたら、火の始末をちゃんとしなさいと…

仕事のスキルはスポーツのスキルと同様に劣化する

スポーツというのは年齢と共に、総じてパフォーマンが落ちる。 種類によって程度差はあるが、たいていのスポーツは20代、30代がピークだ。 比較的息の長いスポーツのゴルフでもプロの世界を見ていても分かるが、頑張って40代前半である。 これはアマチ…

”書籍『アジアで農業ビジネスチャンスをつかめ!」発刊のご案内”

あれから、11年。アジアで日本人が農業するのが当たり前になりました。

“何かを始めるのに遅すぎることはない”ことを気にする時代は過去のもの

何かを始めるのに遅すぎることはない。 私が40歳の頃から、好きで使ってきた言葉である。 伊能忠敬の功績や活躍を伝える際に、良く引用されている。彼が自らそう語った話ではないと思う。私はこの言い回しを20年近く、ことある度に使ってきた。 今まで、…

危機管理の難しさが分かっている日本人はどれだけいるのだろうか?

最近の日本、どうなっているのかと心配していることがある。 いや、それを飛び越えて、いい加減に自覚しようよ。と言いたくなることでもある。 今のコロナ禍で特に顕著だが、どうも危機管理の難しさが分かっていないように思う。今は恵まれ過ぎた国だから、…

”“考える”ということを“考える””

考えるスキル、ますます大切な時代になります。

神戸界隈で1年近く過ごして分かってきたこと

この1年で、私の日常生活や仕事のやり方もがらりと変わった。 私だけに限らず、日本でも世界でも多くの人がそうだろうと思う。 私の場合は、とにかく移動が減った。 だから運動量も減った。この数年間、スマホに勝手に歩いた歩数が記録されているが、平均的…

多文化共生の実現が不可欠な日本でのシニアの役割

新興国から沢山の外国人が、日本に来ていることは、この数年で一般市民にも知られることになった。 その背景は、コロナ禍前までは、毎年、日本に在留する外国人の数が急増していた。ネットで簡単に調べられるが、内訳をみると、ベトナムやネパールが急増して…

ゲーム脳やスマホ脳を心配する前に出来ること

ゲーム脳、スマホ脳。 こういう言葉は刺激的であり衝撃的である。 これらはいずれも書籍のタイトルでもよく使われるようになった。 脳科学者が著したものもあれば、そうでない立場のものもある。 脳科学については、科学的にも賛否あるようだ。 創業した約3…

ベトナムと関わって20年を越えた今想うこと

私にとって、ベトナムとは何だろうか? すでに私の人生の1/3はベトナムとの関りになった。 私が初めてベトナムを訪れて、すでに20年になる。 この間の私のベトナムとのかかわり方は、大雑把に言って3パターンだ。 一つは、出張先としてのベトナム。 も…

今の学生が地方公務員を選択する理由を考えてみた

この時期になると、毎年流れてくるニュースがある。就職活動する学生の進路希望アンケートだ。 今年の学生の進路希望第一位も地方公務員。 スマホか何かでこのニュースを見て驚いた。 こういうアンケートは恣意的なものもあり、一概には言えないが、色々見て…

人生100年時代を全世代で考える意義と価値

人生100年時代。 今の日本人にとって、なかなか快い響きではなかろうか? いつの頃だっただろうか? テレビできんさんぎんさんが100歳を超えたと話題になっていた。1990年代のことである。 あの当時は、まだ、日本には高齢化社会は遠い先のようだ…

映画を活用した新メディアの活用を考える

メディアがどんどん進化している。 そもそもメディアの意味やその対象範囲も拡大を続けている。 この数年でSNSがメディアに加わったことで、混沌化しているとも言える。 やはり一番大きい要因は、デジタル化が進んでいること、ネットで配信が容易にできる…

マネジメントが不要な会社は出来ないものだろうか?

組織のマネジメントぐらいゴールのないものは無い。 私の場合は、法律に定められた会社という組織のマネジメントの経験が主だ。 もっとも会社を興すまでは、会社員時代、数年間は、部下のマネジメントをした経験はあるるが、やはり、代表取締役となって、雇…

理想と現実のギャップの中で生きる力

子供の頃は、大人になったら何になりたいか? こんな無邪気な時期が誰にもあった。 私は、小学校の頃は大工さん。図画工作は好きだったし近所の大工工事を眺めるのがとても楽しかった。中学校になるとタクシーの運転手。理由は覚えていない。高校生になると…

これからのビジネスにおけるオンラインの活用術

今、テレワークは一進一退である。 予想通りと言うか、当たり前と言うか。 テレワークが進まない理由が、幾つかメディアにも専門誌にも並んでいる。 私がこれらをまとめたわけではないが、ITを専門の仕事としいる立場と、自分たちはコロナ禍の随分前から特…

辛気臭い仕事の重要性を分かっているかどうかで本物かどうか分かる

人間にはどんな人でも苦手なことがある。 その時に、大抵の場合、苦手なことを避けようする。 子供の頃、例えば、ピーマンが嫌いな人は多かった。 あの強烈なにおいと何とも言えない味が原因だったように思う。 私の場合は、ピーマン嫌いではない。 子供の頃…

私がITに関わってきた意味と私の人生と仕事

ITは相変わらず世間を騒がせている。 もう何年になるだろうか? ITって結局何? と聞かれてもなかなか正確には説明できない。 例えば、車って何?と聞かれると、これはとても説明が簡単だ。 実際に身近であり、ちょっと家の外に出ればよっぽどの田舎でな…

オンラインとチャットで仕事が変わり組織が変わる

ここ数年の仕事環境の変化は目まぐるしい。 特にITツールに翻弄されている。 仕事の基本で欠かせないのは、 円滑なコミュニケーションとタイムリーな情報共有だ。 両方とも随分前から重要な仕事スキルで上位に登場する。いずれもITプラットフォームやI…

最近とても気になる漢字の先入観について

日本語は奥が深い。 語源などを学んでいくと、とんでもない勘違いをして日本語を使っていることにも気づく。 実際、時々登場する新聞の記事に、ことわざや言い回しに関して、本当の正しい意味を間違えて使っている人のアンケートデータがあるが、他人ごとで…

かまい過ぎの環境に甘える日本人はいつ気づくか

私は1年ほど前に、日本人らしさについてブログを書いた。 [日本らしさとは] 『改めて考える、日本人らしさとは何だろうか?』私は、通常は海外で仕事することが多い。新興国と呼ばれるベトナムやルワンダに現地法人があることもあり、結構な時間をアジアや…

オンラインで感性が伝わるかどうかを気にし過ぎる日本人

沢山の人がオンラインで、何かをするようになった。 ある意味、カオスの状態が世界中に生まれた。 人と人は直接会って、付き合いが始まり親交を深め信頼構築をする。今までの人間は、この直接的な触れ合いの中で、一般の生活も旅行も習い事もビジネスもして…

ブレワライブを100回体験して見つけたこと

昨日、私が1年半前から行ってきた、 ライブ配信(ブレワ)の100回目を達成した。 初回は、2019年11月。ベトナムのハノイからの配信がスタートだった。 いわゆるオンライン配信なので、ツールは何でもよかった。最初は、国産メーカーのオンライツー…

会社になぜオフィスが必要かを改めて考えてみる

会社経営をしている中で、オフィスをどうするか?と言う課題は結構悩ましい。 私は、28年前、会社を立ち上げたときは、自宅兼事務所だった。自宅の私の部屋をオフィスとした。その時流行っていたSOHOワーカーを標榜したのである。今で言えば、ワーケー…

ユーザー企業がソフトウェアサービスを出来る時代の到来

IT業界にも、ソフトウェアのオーダーメードという考え方がある。 いや、あったという方が、今では正しいかもしれない。 話は変わるが、私達が着るスーツの世界を考えてみる。今、流行りなのがオーダーメードのスーツである。昔、オーダーメードのスーツは…